玄関にあるクローゼットにバックを置ける棚が欲しいという事でいっちょ自作してみた。ホームセンターかどこかで寸法内に収まる適当な棚を探せばあっただろうが、あれやこれや探すのが正直面倒だった。
高さが高すぎるとか、幅が足りないとか、最後にはデザインや色が好みじゃないとか言う話に拡大していく。
こうなったら作った方が早い。
切り出して売ってあるパイン材が欲しい寸法とほぼ同等だったため非常に『歩留まり』が良かった。
『歩留まり』とは材料からどれくらいの割合で製品が作られたかを語る言葉だ。
永らくモノづくりの世界にいることと、自分自身が革細工をやっていることもあってか、この『歩留まり』は非常に気にするところだ。
寸法的に丁度良かったので天板部分は柱をはめ込む切欠きを入れたのみ。
柱部分はすでに天板がはめ込みできるように等間隔で切欠きがあるものを購入したので高さ調整で余る部分を100mmほど切っただけだ。
購入した材料から完成に至るまで見た目90%部分は製品になったことになる。
廃材も少ないし、加工も最小限で済む為ロスが少ない。
加工も僅かに切るだけの作業なのでこの前買ったオルファのアウトドアノコギリ一本で作業が出来た。
材料を見ても DIYを手軽に、そして簡単に出来るように考えられている。等間隔で切欠きのある柱が売ってあったのがやっぱり便利だった。切欠き部分の幅は18mmで統一されていて、天板となるパイン材も厚さ18mmに合わせられて綺麗にはまり込むようになっている。それに大小さまざまな大きさの板が売ってあって、下手に大きな材料から四隅を切って寸法を出さずとも、切欠きに合わせて自由度の高い棚が手軽に作れるはずだ。若干弱い感じがするが、据えてもがたつきなくきれいな感じに仕上がった。
棚に関してはミリ単位で寸法を合わせきれていないと、棚は斜めだわ建付けはは斜めだわ、おまけに据えたらガタつくわで、材料費と労力そして出来栄えを総合的に比較したら萎えること間違いなしだ。
当たり前の話だが、垂直平行って大切なんだよねぇ。
あとは玄関の雰囲気と合わせて白に塗る予定。