蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

回顧録 芦屋基地航空祭2013

高校時代、戦闘機が好きでカメラも好き、という一つ年下の変な後輩がいた。
部活の始まる前に戦闘機の雑誌を見させてもらい、その写真のかっこよさに借りて読ませてもらっていた。
それから、この後輩に連れられて地元にある芦屋航空基地にて『航空祭』なるもののイベントに自転車を漕いで出向いて行ったことがあった。
当時、その後輩は珍しくも自分用のフィルムの一眼レフカメラを持って戦闘機を追い、撮影を楽しんでいた。俺はなけなしの小遣いで買った使い捨てカメラを片手に、目の前を爆音で通り過ぎる戦闘機にただただ感動したのを今でも覚えている。


あの時から15年ぶり、地元に帰郷するついで、いや航空祭に行くついでに地元に帰郷してきた。


が、あいにくの雨。そして寒い。
結構渋滞するのは知っていたから、早めに向かったがすでに大混雑。
降ったりやんだりの雨模様だったが、後半から雨も上がり、時折見える蒼い空があった。


霧雨の降る中爆音を鳴らし滑走路へ向かう。

久々の戦闘機の撮影。70-200F2.8に2倍テレコンを噛まして望遠撮影。
やっぱりテレコン噛ますと画がしゃっきりしないが、仕方がないか。
それでも、爆音を轟かせながら空を飛ぶ戦闘機を撮影するのは楽しい。


ここ最近『戦闘機撮りたい病』になっていたが、幾分か治まった。

15年前に後輩に連れて行かれた芦屋基地
その後気に入って、築城、岩国の航空祭を廻ったものだ。
その中での醍醐味は、なんといっても『ブルーインパルス』。
日本で唯一のアクロバット飛行を専門とした部隊。
そのテクニックは基地所属の編隊飛行などとは比べ物にならない。
それは、テクニックや機体の性能とかではなく、『ショーパフォーマンス』そのものだからだ。



【これは合成ではありません。】


本来ならば6機編隊でやるパフォーマンスなのだが、本日は急遽エンジントラブルで4機のみでのパフォーマンス。ちょっと残念だったけど、それでも楽しめた。
ぶつかるんじゃないかと想うほど近い距離を飛んだり、どう見ても複雑な動きを連続でしたり、背面飛行をしたり・・・。兎に角、凄いんです。
中にはその凄さにどっぷりと嵌ってしまい、追っかけになってしまう人もいるのだそうだ。


大空にハートマーク。6機編隊だと、矢を射ぬくんだよね。

戦闘機が大きな空をキャンバスに大きな星を描いたときは感動のあまり絶叫した記憶がある。(残念ながら今回の航空祭ではなかったが・・・。)

風も強く、天候もイマイチだったけど、楽しめた航空祭
皆が嵌る理由は、行って見るとわかります。
望遠系レンズ沼に嵌ると血反吐の海を渡ることになるかもしれないので注意が必要ですが・・・。


いやー、速くてカッコいいものがやっぱり好きなんですよ。
来年は、航空祭巡ってみるか!?・・・いや!岩国基地周辺入り浸りか!?