蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

バイクとカメラのレンズには『沼』がある。

カメラとバイクを趣味にしてどれくらい経つだろうか。
恐らく一生モノの趣味になると予感している。


この二つの趣味をやっていくうちに、ある一つの共通点を見出した。
それは、『完璧なものがない』ということだ。
すべてにおいて、『完璧』といわれるものはないだろうが・・・。
このバイクとカメラについては、やっている立場からよく似ていると感じることがある。


バイクにはある種、縦割りのジャンルがありそれぞれ個性をもっている。
スポーツ、アメリカン、ツアラー、オフロード・・・。
すべてを兼ね備えたものは存在しないのだ。
サーキットを時速300キロで走り、荷物を載せ、オフロードの坂道をジャンプできるバイクはない。


カメラのレンズも同じく縦割りジャンル。
広角系、標準系、望遠系、マクロ系、単焦点と、多岐にわたりジャンルで分かれており、その状況に合わせレンズを換装しないといけない。
超広角から超望遠までをカバーしたズームを搭載し、1cmまで寄れるマクロ機能を有し、さらにはF1.4という明るさとボケを搭載したようないわゆる『万能型』といわれるカメラやレンズは存在しない。何処かに強みがあり、弱みがある。



この完璧がないが故に現れる『沼』。
自分のスタイルが明確でないと、この無いものねだりのジレンマに悶え苦しみ、『沼』に嵌る。



人はないものねだり。
身の回りには、ハーレーやツアラーに乗っていながら、セカンドカーにオフロードやスクーターを所有している人も少なくない。
少し前に巡り巡ってグラストラッカーが家に来たときは、このまま所有してやろうかと血迷う瞬間があったが、何とかこらえることができた。
その後、友人がセカンドカーとしてグラストラッカーを陸戦仕様に改造し砂地を爆走している姿を写真で見た時、心底見送ったことを後悔した。


その反面バイク沼まで嵌ったらと思うと、あの時思いとどまって良かったと想う。



そう、軽〜くですが、すでに沼に嵌っているんですよ。




【New Weapon 2013 この美しく輝くNの紋章は最強の証】

この一年で、カメラのシステムがとうとうフルサイズに完全移行。(というか、追加。)
使ってないレンズはこれを機にドナドナした。
カメラのキ○ムラ周南店では、店に入ると同時に名前で呼ばれる間柄になってしまった。
そしていつも店長は笑顔だ。
ネット注文で納期2か月のところ一週間で始末をつけた手腕には敬服します。




そして、バイクとカメラのもう一つの共通点。
この趣味やってると、仲間が増えること。
お陰で沢山の仲間ができた。
どれもこれも、ただ会社と家の往復だけでは出逢えなかった人たちばかりだ。