蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

依頼

広島で出会った、とあるアーティスト「KATUMA」氏に依頼され写真撮影をしてきた。
彼は「スプレーアート」のアーティストだ。
「スプレーアート」とはその名の通り、市販のスプレー缶のみを使用してアートを作るのだ。
ここまで話すと、街の壁にスプレーで意味不明の文字を書きなぐって「アート」と称する輩(俺の中ではアレはアートではない、只の迷惑なマスターベーション)と思ってしまうが、そんなものではない。
彼のスプレーアートは白いキャンパスにスプレーを吹きかけ、マスキングし「絵」としての芸術性を持っている。
彼のテーマは風景画で「月」を主体にアートしている。
サバンナのような荒野に浮かぶ「月」、ヒマラヤのような山の傍に寄り添う「月」
正直、彼が書いた絵を初めて見たときに、スプレーで「書いた」とは思えなかった。
まるで油絵の具で書かれたような重量感と繊細さを持ち合わせていた。
ふとしたきっかけで出会い、今日ここに至る。
俺のように周囲にブログやHPの作成を薦められ、そのトップ写真やプロフィール写真の撮影を依頼された。
今回の撮影、俺にとっては初めてのタイプの撮影になった。
どうしていいか解らず、本当に困った。
一対一で相手の納得する構図・ポーズを探りながら撮影。
今まで人物を撮ってきたが全く違う。
もはや文面で説明が出来ない。
ずっとミュージシャンばかり撮ってきたせいか?いや、違う。

兎に角、苦労した。それは俺の「未熟さ」ゆえ。
まだまだ、俺は青い。



広島で活動しているスプレーアーティスト「KATUMA」

撮影終了後、ビール片手に平和公園を流れる川の遊覧船に乗りプチ観光