蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

アートアクアリウム  序

広島にて『アートアクアリウム』の展覧会が催されるとの事で足を運んだ。
昨年は福岡県であったものの、諸事情あり足を運べず残念に思っていたのだが、今年はなんと隣の広島で開催されるとのことで、昨年いけなかった残念さは帳消しになった。


中国地方初上陸。夏休み期間中は開催しているので、遊びに行くにも涼みに行くにも丁度良いだろう。
流行の自撮棒(個人的に嫌い)、三脚、フラッシュと動画撮影は禁止されているものの写真撮影自体はOKという事もありウキウキしながら向かったのである。
まぁ、実際にコンデジスマホじゃ撮影に限界が来るだろうね。
予想はしていたので久々にD4を出撃。


もともと観賞用として作られた金魚。それをアーティスティックな金魚鉢に入れて今流行のプロジェクションマッピングや刻々と変化するラィティング、そして空間演出の為の音楽を鳴らして独特の『アート空間』を演出している、そんな水族館。
遥か昔の中国で突然変異で生まれた赤いフナを人の手で調整し、観賞用として室町時代に日本に入ってきたらしい。当時は当然ながらとても貴重なものなので、位の高い高貴な身分の人しか目にすることは出来ない代物だったそうな。


夏休み期間中と、開催して間もない日曜日に足を運んだので結構な人入りに驚いてしまった。


金魚と言えば夏祭りでの金魚すくいだが、初めて見るような姿形・大きさの金魚が『アクアリウム』的に並んでいたのも印象的で、金魚ばかりと言えどなかなか見応えのあるイベントだ。
『アート』と銘打つだけのことはある。


それにしても、『金魚を撮る』を『金魚を採る』と勘違いして連れてこられた女の子が、この素敵空間そっちのけで、『金魚を貰えると思ったのに゛ぃ〜』と泣き喚いていたのが印象的でしたな。



もう少し続きます。