蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

ダウンパンツ

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年末年始にかけて色々と品物を購入した。

その一つがダウンパンツ。

普段からジーンズばかり履いていて冬は裏起毛のジーンズを着用しているのだが、暖かいパンツが無いか色々と思案していた。特に今年は異様に寒いし。

 

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モンベルのライトアルパインダウンパンツを持っていて寒い時の撮影で主に使っていた。携帯性や軽さ、保温性でいうとこちらに軍配が上がる。しかし、やっぱり登山用でポケットが無かったり、生地的に弱そうだったりと、普段使いするにはちょっと使い辛いところだった。

色々と調べていると最近お気に入りのメーカー『GripSwany』のアパレル関係で、面白いダウンパンツが発売されており、ちょうどアウトドアショップで欲しい商品が売れ残っていたので購入に踏み切った。 

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 それが写真の『FIREPROOF DOWN CAMP PUNTS』だ。

昨今のキャンプブームで焚火を嗜むにあたり、火の粉が飛んできても燃えにくい素材でできているという。キャンプ向けに設計されたウェアだ。

こういう素材、俺大好き。

今時は焚火を嗜むのがキャンプでメジャーになってきて、この手の難燃素材で作られた衣類が豊富に販売されていたりする。アウターやパンツは多い。

しかし、何故かダウンパンツが無い。どうしても火に弱い素材の物ばかり。

保温力の高いダウンパンツで、なおかつ難燃素材を使っているものが無い中でようやく見つけたという感じだ。

まぁ、焚火なんてすることが最近は無いのだが、とにかく普段履きしたいという点で標準的な前ポケットが二つあり、尻から太もも前までにかけてカーゴパンツのような大型のポケット、大型のポケットの内側にもモバイル用ポケットが備えられているという点で、ベストな普段履きダウンパンツだったのだ。

大型のポケットはキャンプツールを収納できるように考えられているらしい。

ズボンの下にスパッツを履いても上がジーンズじゃ特に寒い時期はちときついんだよなぁ。

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10年ほど前に購入したSNOWPEAK製のアウターも、難燃素材を使用し「焚火ウェア」として売り出していた。

俺が知る限り、『難燃素材を使用し焚火に適した衣類』と銘打って発売したのはこのメーカーだ。

ただそういった素材も衣類も当時としては駆け出しだったこともあってか、アウターにしては実に重く、普段使いしていたが重さで首や肩が凝ってしまっていた。それでも寒い時やキャンプをするとき、火を使う時の防寒着として今も大切に使っている。 

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他のキャンプ道具と同様に永く使っていこうと思う。使ってみる感じかなり暖かい。やっぱり保温力の高いダウンといったところ。久しぶりの寒波だが、外に出ても寒さを感じず非常に快適だ。

 

 

アイテムとして気になるところ・・・。

素材のせいなのか色のせいなのかはたまた静電気か埃が凄い引っ付く。

この埃も、実は表面の綿素材からはみ出たダウンなんじゃない?とか疑ってる。

洗濯表示が手洗いもダメ。ドライクリーニングのみ。

個人的には革製品のジャケットもダウンジャケットの羽毛も元々は動物の一部。水に濡れたりしてどうなるわけでも無いと思っている。汚れたら手洗いしてみるつもり。ダウン素材の寝袋もジャケットも普通に洗濯機で洗ってるしね~。下手に洗うとダウン素材は中綿が寄って型崩れしたり、縫い目からダウン抜けしたりする恐れがあるからドライクリーニング推奨なんだろうな。

 

で、やっぱり素材に撥水能力は供えられていない。やっぱね。

そこらへんは無理なんでしょうな。

基本的に水属性にも火属性にも耐性のある素材ってムズイよね。

せいぜい近いところで革製品くらいかな? 

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どか雪

f:id:ikazuti-d:20210108081245j:plain当地では珍しくどか雪。警報級の低気圧だとニュースになっていたな。

いま夜勤で仕事場のある町は気温が低いものの雪ひとつ降っておらず、地面も乾燥していたのだが、峠を越えて自宅のある町に入った途端、銀世界になっていた。

国道も真っ白に凍結して気温も-4℃。

うっすらと庭に雪が積もることはあっても、国道までもが真っ白になっている様は当地に住んで初めての出来事だった。

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当面はこの厳しい冷え込みが続くようだ。

とにかく北から吹き付ける風がより一層寒さを強める。

風雪舞う

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ふと見上げた空には天を跨ぐような帯状の雲が強い風に押し流されていた。

その様が夜空の天の川のように見えて、とても印象的な空だった。

 

昨日の穏やかな天気とは裏腹に、北からの風が強く吹き付けて雪が舞い始めた。

年末のように瀬戸内の平野でも積雪があるようだ。

ニュースでは数年に一度の大雪なんてことも言っていたな。

はてさてどうなるやら。

 

山行記 深入山雪中行

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例年通りの冬。年末年始の寒波で中国山地は雪に包まれるのが標準だ。

ここ数年は暖冬という事もあってか積雪量は乏しく、いまいち雪山を楽しんだ印象が無かったのだが、しっかりと冷え込む今シーズンは当初から雪を楽しめそうな雰囲気だった。

情報を漁ったところ、深入山もしっかり積雪している様子だったので足を運んでみた。

周辺にはスキー場が多く国道が通っており、降雪が多いと除雪もされていることもあって、現地までのアクセスはしやすい。

また、雪山となった深入山の登山口は「いこいの村ひろしま」という宿泊施設の駐車場で、日帰り温泉も出来る場所なので、何かと便利である。

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夜明けと共に入山。

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朝日が山を照らしていた。

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山には山頂までトレースを頼りに山頂を目指すようにした。

何名か入山している人がいたが、どれも背中にはスキーやスノーボードを背負っており、バックカントリー目的の登山客が多いようだ。

草原の山という事もあって、雪に覆われるとバックカントリーを楽しめる山になる。

新雪をかき分けて滑る醍醐味はスキー場では味わえないであろう。

山の斜面にはいくつもの滑走跡が刻まれていた。

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入山時の気温は‐4度。それも陽が上がれば気温が上がる。風も無く快適な山行となった。

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純白の雪の斜面が眩しい。

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天気は曇りで快晴は期待していなかったのだが、何とか往路の午前中は気持ちのいい天気に恵まれそうだった。

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やっぱり青と白のコントラストは気持ちがイイよね。

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一応雪山装備の確認という事も兼ねて、アイゼン、ワカン、ピッケルを装備。

まぁ、これくらいの雪山なら必要はないんだけどね。昨年は雪山に行っていないこともあり、丸々一年以上使っていないこともある為自分がきちんとつかえているかの確認。

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登山路分岐点看板まで目前、山頂まではあと少しだ。

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夏山だと明確になった登山道があるのだが、積雪すると登山道ごと埋もれてしまうため標識はあまりあてにならない。トレースも比較的傾斜が緩く、最短のルートで付けられることが多い。

ラッセルやツボ足で登山をしたいのならば、トレースを使わず自分でルートを考えて登るのもありだ。

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山頂まであと少し。

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登頂!山頂は北西から強い風が吹き付けていた。

遮るもののない山頂は吹き付ける風で凍り付くばかりで積雪は少ない。

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遠くは霞んでいるが、周辺の山々は当然の如く雪に覆われている。

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東側の東屋を目指す。そういえばこの東屋は椅子もテーブルも無いんだっけ。

しかも北斜面に近いこともあってか、東屋内部は豪雪。ここでの休憩は厳しいな。

東屋の奥には北斜面を周回して南登山口へ至るルートがあるのだが、積雪が酷く、ルート確保が難しそう。樹林帯になることもあって分け入る人はいないようでどのトレースも引き返していた。

景観がさして良くないルートなので、俺も同様に山頂まで再び引き返し、ルートファインディングしながら、南山口に至ることとした。

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目標は西にある東屋だ。

以前職場の先輩と鍋パーティーをしたところだ。
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新雪の斜面をツボ足で下り、付近のトレースに合流した。

やはりこの山では林間に入っても面白くないため、皆ルートを外して歩くようだ。

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さぁ、ここで小休止。

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今日は粉末甘酒を湯で溶かして体を温める。

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休憩後林間部の登山道を下り、下山した。

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山頂では青空が見えていたが北西から雲が風に乗ってやってきた。

丁度雪がちらつき始めた頃に下山。

駐車場まで雪原を歩く。

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次は何処の雪山に足を運ぼうかな。

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往路:1時間40分

復路:1時間30分

久しぶりの雪山だったのでゆっくりと雪景色を楽しんだ。

往路ではアイゼン。復路はツボ足でルートファインディングする為、ワカンを着用。あれだけトレースがついていたら、足には何も装備を付けずとも良かったかもね。緩やかな雪原であれば浮力の高いスノーシューが欲しいなぁ。

雪中行

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この風、この肌触りこそ雪山よ。

 

久々の雪山へ分け入る。昨年はいろいろ忙しくて行けなかったしね。

ここ数年暖冬が続き、降雪量は驚くほど少なかったが、今年は例年並みの冬の様相。

寝かしていた機材の錆落しに一歩き。

 

詳細はまた後日。

 

 

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