帰省してきた。
一泊二日の日程で実家に立ち寄り、独り暮らしの父親と過ごした。
独居で暮らす事に年々不安は感じるが、父親も年齢の割には元気で何よりだった。
正月という事もあって特段何処かにいろいろ出かけたわけではないが、地元の風景をぼんやり眺めて帰ってきた、といったところだ。
写真は実家近くにある世界遺産・遠賀川水源地ポンプ室での一枚。
冬という事もあって、普段は外壁を覆っている蔦や草は枯れて、昔ながらのレンガ造りの様子を伺うことが出来たな。
毎回、立ち寄って思うのが、実家から歩いて10分くらいの所に世界遺産がある事が未だに違和感がある。
子供の時は四方を高い塀で囲われ、まるで廃工場のお化け屋敷みたいな様相だったものが、いまや世界遺産として周辺を整備してあって、見学しやすいようにされている。
今も現役で稼働しているポンプ室なので、内部からは立ち寄れないのだ。
小さな町は『世界遺産のある町』なんて銘打ってあるし、いやはや本当に不思議な感じ。
地元を出ておいてなんだが、この20年くらいで近所の住人の高齢化や住宅の空家が増えてはいるが、街としてはコンパクトながらとても便利に発展しており、今住んでいる周南市より数段住みやすそうな感じになっていたなぁ。
探してみれば見所もイベントごとも多いようだし。
無い物ねだりで、離れず地元に住んでいれば、不便だなんだと不満を漏らしていたに違いないだろうけれど。