蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

蜃気楼

夜勤明けの朝、小高い場所の海の見える道路を走行中に、遠く朝日を照らす海を見たら違和感を感じた。
「あのあたりに島なんてあったっけ?」

右手の島が野島、左手は大津島。あの真ん中・・・。何?

車を停めて、たまたま所持していたカメラを海に向ける。

島が海に浮いている?色の濃さを比べると左側に薄く見える山並よりも手前にあるようだが・・・。

ズーム一杯で拡大してよく確認してみるとその山並には無数の風力発電が回っている。方角と特徴から察するとこの先は佐多岬だが、はてこの場所から見えたか?

上関の皇座山展望台でようやく見えた印象なのだが・・・。

海面温度が下がらないうちに大気の温度が下がると光の屈折に変化が起きて遠くが手前に映ると言うが、これは蜃気楼ではなかろうか?

撮影場所を移動して海岸線に降りて同じ方向を見てみると目線の標高が低くなってしまった事もあってか先程の島の影は見えなくなってしまっていた。

うおーまじか。