週末に周南天文同好会の会長宅へお邪魔し、観望会。
というか、天文写真の『いろは』をご教授願った。
天体望遠鏡、赤道義をお借りし、銀河の撮影。
【M5 (NGC5904) へび座/球状星団】
まぁ、なんというか天体望遠鏡で覗いても、これが肉眼で見えないんだなぁ・・・。
カメラをセットし、自動導入で天体の位置まで望遠鏡を移動させて撮影すると、結果として写真のような画が出てくるわけだ。空の状態が良いと見えるかもしれないけれど・・・。
とは言いつつも、撮影機材の使い方だけでなく、撮影後の画像処理も必要だ。
天体望遠鏡特有の、写真用語でいえば『ケラレ』の除去。
そして長時間露光におけるカメラ画像素子の固有ノイズの除去。
さらには階調調整など、様々な処理をして一つの天体写真として完成するのだ。
天体画像を同じものだけで4枚。
その撮影直後の『ケラレ』のみの撮影。
同じく、その撮影の後の画像素子の固有ノイズの撮影。
『ケラレ』も『固有ノイズ』もその時の温度変化で違ってくるので、細かくノイズ撮影をしないといけない。
高感度や長時間撮影におけるノイズの発生はともかく、気温変化に依るノイズの変化って普段の撮影じゃまったく加味しないんだよねぇ・・・。
天体画像を4枚加算しつつ、ケラレや固有ノイズを減算するという、かなり高精度かつ細かいことをやって一枚の天体写真を生成している。
普段は怒りに満ち溢れたランボーのような射撃っぷりで撮影をしているのだけれど、天体写真はうってかわって、精密な射撃を丁寧に繰り返し、丁寧にその後処理をする。
なかなか奥が深いぞ天文写真・・・。ここら辺は天文屋さんからすると、基本らしい・・・。
しかし、空をよくよく覗き観ると、こんな不思議な光景が隠れているんだなぁ・・・。
【M13 (NGC6205) ヘルクレス座/球状星団】
周南天文同好会
http://www.hoshimoyou.com/
観望会 3月29日(土)20:00〜 上関皇座山展望台・・・・おいおい、天気悪いぞ!?