5月の初旬。
家の前にある電柱の電線にツバメが止まって、良くさえずっていた。
今思えば、求愛行動だったのかもしれない。
近所が田畑に囲まれていることもあってか、この時期になるとツバメが頻繁に飛ぶのを目撃していたのだが、特に今年は家の目の前でさえずる姿や家の前をちょろちょろと飛ぶ姿が目に留まった。
間もなくすると家の庭に面した壁面にある雨どいに留まるようになった。
ありゃこれはもしかしてここに巣を作られるかなと思って、GOPROを長い自撮り棒に取り付けて撮影してみたところ、何やら怪しげな雰囲気にある様相が写ったのが上の写真だ。
『いい人の家にツバメが巣を作る。』なんて話を聞くが、軒先を糞まみれにされてそりゃ、『良い人』というよりは『人が良い=お人よし』というだけの事なんじゃないかと内心思っていた。
はてさてどうするか。
二羽のツバメが交互にこの雨水升に留まっている。
最近ブログネタも乏しくなってきたし、一先ず1シーズン様子を見てどんな結末になるかを観察して記録に残してみようと思い立った。
まあ糞まみれにされても下に何もないしね。
いよいよ玄関など糞害の影響を明らかに受けそうな場所だったら退去願うところだったが、まぁ、この場所であれば比較的被害は無いだろうという判断だ。
お人よしか。
上の写真から3日後の様子。ちょっとだけ土が盛られている。
土と草をツバメの唾液で固めたものを積んで巣を作るようだ。
場所も雨が入り込みにくくたとえ台風になっても雨風が直撃しないような、それでいてほどほど人の気配があり、それが故に天敵が寄ってこないような絶妙な場所をチョイスしている。なかなか大したもんだ。
越冬を終えたツバメは台湾やフィリピンなどの南の方から当地にやってきて繁殖をする。
巣づくりから産卵、雛の育雛、巣立ちから越冬を考えると10月くらいには出ていくくらいになるのか?
丁度超望遠レンズもあるし暇つぶしで観察してみよう。
子供の夏休み自由研究があればこれだな。
巣作りは急務なのでひっきりなしに出入りするのかと思いきや、意外にも日中は姿を見ない。
はてさて、これからどうなるやら。