近所のダイソーがつぶれてその跡地に同業者のキャンドゥがオープンした。
足を運んだ時にアウトドア用品の所に目をやると、ラインナップはあまり変わらないなぁと思っていたのだが、無造作に陳列されているシェラカップに目が留まった。
100均で買う事を考えれば500円と少々割高だが、手に持った時の造りが今までの100均と比べると明らかに違いがあったので、物は試しに1つ購入してしまった次第。
一応、日本製。製造元を調べれば新潟の燕市にある金物関係の製造会社のようだ。
目盛も50ml刻みで250mlまで。
それと90、180ml刻み。
ちょうど半合と1合のメモリが刻印されている。
表面の加工跡は僅かに目立つが、板厚もツルの太さもスノーピークのシェラカップと同じで遜色なく、他の100均で売られているようなペラペラ感が無い。
目盛で言うとキャンドゥの方が細かく刻んであるし飯盒の際の米の計量には便利そうだ。
スノーピークのステンレス製シェラカップを購入して揃えたのは10年以上前。
当時は1000円を下回って900円くらいの価格でそれなりにリーズナブルな値段だったが、今となっては1500円と値上がりして、メーカー物のシェラカップひとつ買おうと思ったら意外と馬鹿にならない。
今思えば金物をおおよそ揃えれていて良かった。
良くも悪くも本音を言えばシェラカップなんて500円程度が適正価格で後はメーカーのブランド料になるんだろうなあ。こんなんじゃほぼ同じ品質で値段の高いメーカー物を買う必要なくなるよな。
専用の蓋も100円で売ってあったのでこちらも合せてためしに購入。
同じメーカー製造のようで板厚も同じだった。
スノーピークの深型シェラカップと同じように取り皿や小さい皿として使い方できそう。
蓋についてはツルの形状がスノーピークと若干違っていた為、スノーピークのシェラカップにはきちんと嵌らなかったのがちと残念。
キャンドゥのシェラカップ本体は手持ちのシェラカップと形状が同じだった為スタッキングする分には問題が無かったので、一緒にセットにして使っていこうと思う。
正直、500円とは言えメーカー物のシェラカップと遜色ない堅牢な造りだったのには驚いた。パッと見スノーピークのシェラカップの中に混ぜていてその違いに気付く人いないんじゃないかな。
案外メーカーも自社工場では無くてこういった工場に製作をお願いしているだけなのかもしれないけれど。
せっかく日本製を謳っているので、底に『made in japan』の刻印を一発打っていたら良かったのにな。
使い込んだシェラカップ。
メーカーの銘は打っておらず、ただ『made in japan』の文字だけが刻んである。って意外と渋いんじゃない?