社内のメール通達で知人の突然の訃報が届いた。
同じ部署では無かったのだが俺が入社して以降、出身高校が同じという事があって、業務の関係で会うたびによく面倒を見てくれた方だった。
現場叩き上げのおやっさん。
享年58歳。
まだまだ若いなぁ。病気(ガン)であっという間だったとの事だった。
9月に昇格してヘルメットの色が変わった俺の頭を小突いてきて、
「お前も出世したの~。」
とからかってきて、
「センパイ、やめてくださいよ~。」
なんて言い返す、馴れ馴れしいいつもの絡みをしたばかりだったのに。
しょっちゅう会う感じでは無かったので、まさかそんなに悪い状況だとは思いもよらなかった。
仕事帰りにお通夜に参列し、棺の中に収まっていたおやっさんに手を合わせてきた。
突然の出来事で着の身着のままの格好で出向いてしまったが、俺なりに『けじめ』は付けれたと想う。
心よりご冥福をお祈りします。
合掌。