蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

山行記 右田ヶ岳 〜直登・尾根〜


さて、前回は塚原ルートより直登への分岐を見過ごしてしまったが、この塚原ルートを含むメインルート4つを制覇したので、とうとう隠された『直登』ルートが現れたのである。
まぁ、看板あるんだけどね。
『直登』。なぜだかカッコいい響き。まさに必殺技。『直登』。

いつもブログを拝見させてもらっている。右田ヶ岳の名人?sironamacoさんのコメントで『直登』にも尾根と谷の選択肢があることを教えていただき、一筋縄ではいかない相手だという事を改めて実感した。
色々な山を巡ってみるのも面白いけれど、一つの山をじっくり楽しむのも一興だろう。

今のところ、人の往来が多いと想われる『塚原ルート』を進む。
4合目付近くらいだろうか?森林帯を抜け、開けた土の道を進むと木ににつるされている小さな看板がある。

進めば本ルート、左へ曲がれば『直登』ルート。
さぁ、臆せず直登へ踏み込むぜ。

右田ヶ岳の中では秘境ルートだろうが、道はしっかりと踏み固められておりとても歩きやすい。
沢に降りて

比較的平坦な深い茂みを抜ける。


分岐の看板を発見。『直登・尾根』そして『直登・谷』・・・。
個人的には尾根が好きなので、今回は尾根ルートを進む。

さすが直登。出だしからフルスイングです。
ここから、今までにないくらいの急坂を進むことになる。
坂・・・。いや、崖だな。

坂の先、一直線上に山頂が見える。天候があまり良くなかったので、時折雲に隠れることがあったが、真っ直ぐ登った先に山頂がある。そう、だから『直登』。

うん。真っ直ぐしかルートが無いよね。その直線上に岩山があってもルートはそこしかない。
要所には鎖が設置してあり、3点確保でゆっくり慎重に進めばあっという間に高度が稼げる。

途中の岩肌からの展望。
ここら辺から山頂より霧が立ち込めて高度が上がるにつれて視界が悪くなってきた。

晴れていると展望は抜群に良さそうだ。
そもそも右田ヶ岳は樹木が少ない上、背が低いので展望が開けた場所が多い。途中で自分がどれだけ登って来たのかを確認できるため、達成感が随所に得られやすいと想う。


完全に霧。というか雲の中。防府市街が一望できるであろうが全く見えず、どれだけ登って来たのかイマイチつかめない。

最後の大岩か?うっすらと山頂の旗が見えたぞ。

岩を越えると、山頂に無事到着。
真っ白で何も見えない・・・。わかっちゃいたが残念だなぁ・・・。



帰りは、小雨も降ってきたのでカメラを仕舞って塚原ルートを下山。




と、いうことで、右田ヶ岳の『直登・尾根ルート』を踏破!!
ロケーション的に面白い風景が撮れそうなところが随所にあったので、今度は天気の良い日にアタックしてみよう。
もちろん、残った『直登・谷』ルートも気になるのでこちらも目標だ。

恒例の歩行履歴。途中左側にルートを辿っている方が『直登・尾根ルート』。
等高線の締まり具合が半端ないね。
標高グラフを見ても、200m辺りから山頂まではほぼ垂直というくらいの結果が出ている。

この写真の山頂から左斜め下45度くらいに、山道が見える。
これが直登・尾根ルートですな。
直登ルート側から、この写真の撮影ポイントが見れたので、過去の写真をみたら、直登ルートが写っていたよ。


ふと・・・。
データでみると難所なのだろうが、大分余裕で登れたのは気候が良かったからなのか、体力がついてきたからなのか・・・。
個人的にはだいぶお尻の肉付きは良くなってきたような気がする。


往路:塚原直登・尾根ルート 1時間7分
復路:塚原ルート 39分