ふと回顧してみると、大枚をはたいて手に入れたD4は丁度今年で2年目となった。
既に後継機が出ているが、バージョンアップする必要もないくらいの高性能を持て余している。
俺の使い方で2年で使い捨てるには早すぎるし、そんなことよりもようやく自分の手になじんできたところだ。
いつの間にかアイピースのゴムが外れていた為、違うタイプのものを装着。
よく見てみると細かい傷があちこちについていた。
大分貫禄が出てきたと想う。
プロが使うカメラは、当然素人が使う頻度と比べると断然多い。
プロの手に馴染み切ったその機体は、すさまじい貫禄があったのが印象的だ。
このカメラを持っていると、『そのカメラだとそりゃいい写真撮れるよ』と言われることが多かった。
確かにそうだ。
プロ仕様の機体だから、かなり過酷な環境(暗い場所、速い動体)でも撮影ができる。
逆に言うと、このクラスのカメラを所有して大した写真を撮れないのなら、どうだろうか。
自分が大した写真を撮っているとは言わないが、『機材の悪さ』を言い訳にはできないなぁ。
こいつを使うことで、『機材の悪さ』というのを封印したんだ。
機材自慢でなく、腕自慢を。
でもなんかカッコいい機材は使ってみたい。