蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

蛍ナイトラン

毎年恒例のイベントのようで、夜にツーリングをするということでお誘いを受けた。
夜に集まってツーリングとは正統派バイク乗りにとっては奇妙なほど珍しい。
なんでも近場で蛍祭があるので、それにバイクで向かうということなのだ。

日が傾きだした頃に、ご近所さんとなってしまった山本モータース前へ集合。


山手の方向へ進路をとる。


この時期は蛍が出る場所では祭で賑わっている。
普段人が居ないような田舎の集落に車の行列が出来るほど人が集まっていた。

バイクにカメラの重装備を乗せる気もなかったし、一人ガッツリ写真体勢というのも廻りのメンバーに迷惑だろうと思い、予備の三脚とGXRを搭載。
あくまで、ツーリングを皆で楽しむ集まりだからね。

本気で蛍撮影を狙っているわけでもなく、遊び半分で撮影してみたが・・・。


(GXR A12 28mm F2.5 15秒 ISO 800 5枚の写真を合成)

けっこう写ったな。今年は蛍の出がいいらしい。
蛍の撮影って初めて撮影したんだけど、そこそこの性能のコンパクトでも撮影できるみたいだ。

人ごみが苦手で集中できないから、花火などの風景ってなかなか撮影しないんだよね。
基本的に風景なんかの撮影は集中したいので、ストイックに一人きりで撮影したい派だったりする。
写真仲間とワーワー言いながら撮影するのは、ごめんだ。


今回の蛍撮影も、お祭だったから人ごみで一杯。
撮影するのに、小さいコンパクトカメラを手持ちにして、あげくストロボ焚いたりして撮影している人多いし。

俺にとっては単なる外乱でしかないんだよなぁ。

お祭や、人が多いところではそういった意味でもあまり好きではない。




命を燃やす、蛍の光
必死で、その生を残すために、命を燃やしているように見えた。
1週間と言う短いその輝き。そして儚さ。
俺はその儚さをなぜか美しいと感じた。