蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

回顧録 防府航空祭2012

ご近所に住んではいるものの、なかなかタイミングが合わず、かれこれ8年ぶりの防府航空祭
毎年仕事の予定が入り行けずじまいだった。
せいぜいお祭前の航空機の練習日が夜勤と重なって日中に見学できたくらいで、それも4年前の話だ。


8年前といえば、デジタル一眼レフを買ったばかりでのテスト撮影ばかり。使い方すらままならない時。ファインダーを覗いてシャッター切るしか出来ないくらいだった。
しかも標準レンズしか持っていないし、カメラ本体は数世代前のD70といういわば旧式のカメラだった。
懐かしいなぁ。
今写真を振り返ってみたけど、何を撮りたかったのかさっぱりだ。
青空に雲。そして豆粒のような飛行機の陰。なんじゃこりゃ。
いや、懐かしい。


今年はタイミング良く休みと重なり、有無を言わさず遊びに行った。
どうしても行きたかったのだ。


高校時代からの友人に大の航空ファンがいて、最近は岩国基地に行ってきただの、ドコソコの基地でイベントがあるなどと話を伺っていると、無性に早くてカッコいい戦闘機を撮影したい衝動にかられていたからだ。
そして、何よりもカメラの連射機能でバリバリ言わせながら、限界速度一杯で思う存分にシャッターを切れる。限界でカメラを使いたかったのだ。
まるでランボーのラストシーンのように・・・。



早速、朝早起きして基地へ向かう。岩国基地航空祭ほど人は多くない。
今となっては隣町だが、以前は防府市に住んでいたので結構オススメのイベントだったのかなとおもう。
いつも勤務する臭い工場の中で、戦闘機の爆音を聞いていただけだった。

基地に入るのは8年ぶり。
だだっぴろいなぁ。

朝のうちは小雨が降ってあまりいい天気ではなかったが、徐々に天候は回復。





8年前と比べるとカメラも装備も性能も良くなっているし、何よりも自分自身の腕前は上がっている。8年前、4年前に撮影したものと比べると、当たりの数は段違いだ。勿論撮影枚数も段違いだけど、見れる写真が多い。
とは言いつつも、航空機好きの友人の写真と比べるとまだまだなんだけどねぇ。
もっと、なんかこう「色気のある」写真を撮りたいなぁと更なる欲望に駆り立てられる。



戦闘機や軍事関係が好きだといっても、友人や知人と比べるとソコまで詳しくは知らない。
あの戦闘機は○○でドコソコの基地に配備されている!とか、この音は○○の音だ!とかのウンチクは全く無い。
ただ単純に「かっこいい」から好きなんだなぁ。
あの爆音で空を駆け抜ける超高速の物体。
鉄の塊が蒼い空を切り裂く様は、非日常だ。
いや、非日常であってほしい。




ランボーのようにバリバリと撮影した為、写真選定が全然間に合っていない。
でも、ストレス発散にこれでもかと言うくらいシャッターを切ってやったぜっ!