蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

山行記 深入山

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職場の先輩のお誘いで雪見遊山を計画していたが、暖冬の影響でさっぱりの状態は予想が出来ていた。せいぜい残雪がわずかにあるかと思っていたのだが正直話にならない状態。

登山を始めて間もない、アウトドア慣れしていない後輩も同伴という事だったので、一先ずは雪山をゴリゴリいく遊山にならなくて一安心。

流石にそれなりの装備を持っていないと楽しめないしね。

最初から雪山の装備は外して晴れた冬のハイキングとなった。

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山頂直前か、北側の斜面は少しくらい雪があるかもね。

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本当はこの時期、真っ白な雪化粧で凄い綺麗な風景なんだけど、残念やったね。

2月くらいから冷え込んでくれればいいんだけど。

「雲が流れちょる。北側の斜面は風が強いじゃろう。」

出立が遅かったので西側3合目ほどの所で昼休憩。

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「今日はあの東屋でパーティーじゃ。」

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高速道路を使って片道1時間半。普通にハイキングだけをしてしまうと登山している時間は2時間もない。わざわざ遠くから来たんだし、冬用の装備の代わりにパーティー装備で楽しもうじゃない。

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料理開始。事前に下ごしらえはしていたので、鍋に入れて煮込むだけ。

寒い時期はやっぱりこれでしょう。

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俺はもつ鍋。f:id:ikazuti-d:20190123124851j:plain

先輩はすき焼き。

いやいや。3人前にしては多いでしょ。

おなか一杯になったよ。

後輩もこんな場所で鍋パーティーをやるとは思ってもおらず驚いた様子だったし、食べて満足だった様子。

カップラーメンでもいいんだけどね。雪山がこんな感じだからもっと面白い事やらないと。

岩に張り付いて上を目指す山登りもあれば、こうやって緩やかな山道の道端で鍋をつつくという遊びもあるんだよね。

これは剣山で学んだこと。

俺にとっては『山登り』をしているより『野遊び』をしている感覚を大切にしている。

たまたま『野遊び』の場所が山だったというだけの事なのだ。

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さぁ、山頂はまだまだ先、雪がないけど登ってみようか。

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山の裏手側に入ると所々雪が残っていた。

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日当たりの悪いところは雪が残っているようだ。

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お!多少は雪山登山っぽくなってきた?

ワカンだのアイゼンだの使わなくても気軽にできるこれくらいの雪景色が丁度いいんかな。

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山頂までもう少し。バフバフの新雪も結構面白いんだよ。

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山頂到着!

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山の向こうは霞んでいるが、青空が綺麗で気持ちが良い。

「風も強いし降りようか。」

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帰りは少しくらい雪を踏んで楽しめるだろう。

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帰りはあっという間。

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雪も見どころも少ないし、最初にこの木道を使っていたらたぶん途中で嫌気がさすよ。
今日はこちらのルートを下山に使っていてよかった。

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往路:西の林間ルート 

復路:東ルート

なだらかな斜面は心地よいハイキングコース。

積雪が1M近くある雪山になると強敵になるが、今日は鍋パーティー登山。

普段のキャンプでは良くやっていることなので、装備さえ持って上がればとりあえずできる。

ひとりではここまでしないけどね。

 

遊山

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職場の先輩と後輩と一緒に深入山へ。

本来この時期は雪で覆われているはずの山なのだが、何とも残念な状態。

暖冬の影響だろう。

本当は雪を楽しみたかったのだが、遊山という視点で考えると楽しみ方はそれだけではない。

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とりあえず、使った機材の整理を終えて一息ついている。

写真の整理が追い付かないのと、ちょっとばて気味なので詳細はまた後日。

山行記 右田ヶ岳 塚原ルート→片山ルート

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レーニングがてらに本日も右田ヶ岳へ。

天気は快晴で登山日和だ。

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木漏れ日の中、山道を歩く。

登山口では肌寒いと感じるものの、動き出すと暑く汗ばむ。

例年だとかじかむほど寒いのだが、それほどまでではない。

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普段は下山で使っている塚原ルートを登って行く。

朝日に照らされた山容が美しい。

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山頂に到着。山頂の温度計は0度を示していたが、風もなく日光が温かいのでそれほど寒さを感じなかった。

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山頂で少し遅めの朝食。

正月に余っていた餅を焼いて食べた。

珍しい機材なのか、餅を焼いている姿を見た他の登山客からいろいろと質問攻めにあった。

プリムスのこの焼き網もう廃盤なんだよなぁ。

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山頂から遠く大海山、陶が岳が見える。

今日はすっきり晴れていたので九州の山も見えた。

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コーヒーを飲んで一息ついたあと、下山を開始。

天徳寺から降りるか途中で迷ったが、久々に片山ルートから下山。

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マイナーなバリエーションルートだが、目の前には西目山の山容を望む事が出来、なかなか展望は良い。

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踏み跡はしっかりとある。

誰かが手入れしているのかシダが刈られていたりするので道は綺麗だが、ここもほかの登山道と同じで岩が多く、なかなか急峻な場所が数カ所ある。

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ここから見る勝坂の大岩は迫力がある。

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綺麗に晴れた空、空気は澄んで気持ちがいい。

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背の低い樹林帯を抜けて下山した。

 

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往路:塚原ルート 50分

復路:片山ルート 50分

久々の片山ルート。

大体登るときに片山ルートを使い、途中の分岐で勝坂ルートに入るというのをセオリーにしているのだが、このルートだけでも楽しめる。

 

車中泊Style

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愛車のCX-5はリヤシートを倒すと足を伸ばせて寝れる広さが確保出来る。

登山遠征の際には前日の深夜に登山口に到着し、車中泊で夜を明かす。

冷暖房もテレビも照明もあるし、展開撤収に手間を取られることがないのでテント泊よりも簡単でとっつきやすい。

バッテリーで駆動する扇風機もあるし、自作の木製ケースもテーブル代わりになってなかなか快適だ。

もう少し工夫して整頓された環境を作ってみたい。

山行記 右田ヶ岳 塔の岡Aコース→塚原コース

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久々に塔の岡コースへ。

装備は軽量にして岩場のバリエーションルートAコースを目指す。

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塔の岡はなぜか複雑に積み上げられたケルンが多い。

面白半分で俺もこの上に石を置いて積み上げてやったが、なかなかバランスを崩さないように積み上げるのは難しい。

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このルートへの入り口は明確ではないが、俺は何度も足を運んでいるので場所がわかる。

ここを開拓したおじいさんに整備しているから遊びに来いと誘われていた。

人の往来はほとんどないので、踏み跡はなく、木の並びと森の雰囲気でだけで岩の取りつき分まで進む。

開拓者からするとあまり立ち入ってもらいたくないところでもあるので目印を設置していないそうだ。f:id:ikazuti-d:20190117111703j:plain

このバリエーションルートには所々ロープ(実際にはロープ代わりの電線・ナイロン製の高張力ロープよりVVF電線の方が耐候性は高いのかもしれない。)が張り巡らされている。

とてもじゃないが、このロープがないと登るのが心もとない。

が、このロープの支点がどのように確保されているのかもわからないので全体重を預けるわけにはいかない。

足元を確認し、三点確保で進む。

ロープにつかまった腕で登るのではなく、足で登るように心がける。

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以前、このルートで開拓者と出逢い、一目を置かれるようになった。

相変わらずあの開拓者のおじいさんは毎日このルートを登っているそうな。f:id:ikazuti-d:20190117111953j:plain

この岩場から望む風景は絶景で、低山とは思えない高度感を楽しむことができる。

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常連さんがパーティーをやる時間は過ぎていたので山頂は閑散としていた。

北からの風が冷たい。

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持ってきていたお湯でコーヒータイム。

風が冷たく体が冷えて来たので、すぐに山頂を後にする。

 

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たまには軽装で山を登るのも悪くない。

あれやこれやとついつい荷物を詰め込みがちだが、身近な低山であれば飲み物とおやつがあれば十分だ。

どちらにしても今の体力だと重装備で狭い岩場を行くことは無理な点もある。

レーニングとすれば少し重いくらいの荷物を背負ってはいきたいところだが、気晴らしで体を動かすのであればこれくらいが丁度良いな。

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下山はいつもの塚原コース。

今度は片山から塔の岡へと尾根をぐるりと進むルートを行ってみようか。

 

 

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往路:塔の岡Aコース 1時間10分

復路:塚原コース 45分