久しぶりの山登り。夏の間に鈍ってしまった身体を立て直そうと、登山靴にザックを背負い、そこそこ距離が長く、絶壁を登る勝坂本ルートを辿る。
始めは涼しいかと思ってはいたのだが、進むにつれて大量の汗が噴き出した。
久しぶりに背負った登山道具満載のザックの負荷が体に圧し掛かってきたこともあるのか、30分ほど歩いたところで、ペースを上げれなくなってきた。
所々に現れる岩場越えでなおの事体力を削がれる。
高い負荷をかけたままとにかく沢山の距離を歩くことで体力の強化につながるのでいつも以上のペースと疲れて来ても限界まで前に進むようにしたら、あっという間にへたばってしまった。
まだ大して登ってきてはいないのに・・・。
この体のだるさは、単に久々背負ったザックの重さなのか、熱中症になっているのか。
片山ルートとの分岐で一休み。いやー、このしんどさは熱中症かな。
体はまぁ動くのでペースを落とし、途中休みを多めにとりながら進む。
息を整えても数十メートル歩けばすぐにへたばる、をくり返した。
そうそう、秋だけど全然秋っぽくないこの気温に辟易してきた。
勝坂本ルートの難所を進む。
一度登り始めたら、ゆっくりと休憩する場所もないし、とにかく足を上げないといけないのでより一層体にかかる負担は増大する。
下界を見下ろす。久しぶりにしんどい登山だ。
ここまで来てもまだ半分程度。
ここを登れば絶壁は終わり。もう、水を飲んでもすぐに汗になって出てしまう。
完全に体はミネラル欠如。登り終えたところで若干ふらふらしてきた。
まいったまいった。
テラスに登って少し長めの休憩。
体を、特に体中を駆け巡っている血液を冷まさないと解消しないだろう。
風も吹いていないし、なかなか体が冷めなかったな。
ここからは岩場も無いので、ゆっくりとしたペースで山頂へ。
ここで疲れ果ててしまった事もあって、道中の撮影はほとんどなかった。
ようやっとの思いで山頂へ到着。
いつもよりも到着が遅かったこともあってか、常連さんはすでに店を広げ談笑していた。
山頂に風は無い。
ちょうど常連さんが、梅昆布茶を飲まないかという事でお言葉に甘えて一杯。
水ばかり飲んで大量の汗をかき、体がミネラル不足を起こしている時に飲む梅昆布茶はとても有難かった。熱いお湯で溶かした梅昆布茶だったが飲めば一気に体に染みわたる感覚を感じた。
大汗かいた後はやっぱり塩分を摂ると、なんか一気に回復した感じがするな。
ちょっと今度スーパー行った時に買っておこう。
体の熱中症っぽい症状も消えたし、談笑が続く常連さんたちに挨拶を交わし、一足先に下山。
下りは体力の消耗は激しくないの、登りの様にバテバテになることは無くすんなりと道を進めた。
樹林帯に来れば少しは涼しさを感じるか。
耳を澄ませば、蝉の声も聴こえないので、季節は秋になって入るのだろう。
塚原ルートへ無事下山。
〇往路:片山・勝坂本ルート
走行距離:2.63km
走行時間:1:38'02"
平均ペース:36'59"/km
消費カロリー:213kcal
平均心拍数:153bpm
〇復路:塚原ルート
走行距離:2.21km
走行時間:47'21"
平均ペース:21'19"/km
消費カロリー:187kcal
平均心拍数:133bpm
登りの平均心拍数153bpmとかは久しぶりだったかも。最大心拍数も185bpmだったし、心拍ゾーン162bpm以上が45分以上に達していた。
自分なりにゴリゴリに体を動かした感じだ。
お陰で足の太ももと、背中と腰の筋肉痛になっている。
久しぶりにザックを背負ったというのもあるだろうな。
しんどい登山だったわ。