ラズベリーパイに標準ソフトとしてプリインストールしている『スクラッチ3』を使って、息子に遊ばせてみた。
この『スクラッチ3』はプログラミング教育用のソフトで、子供でも大人でも『プログラムの構成』みたいなのを学ぶのには丁度良いソフトで、ついでに小学生でもわかるような参考書を一冊買ってやって、その通りに息子にやらせてみるととりあえずインベーダーゲーム的なものを完成させることが出来た。
スマホでゲームばかりやるくらいなら、ゲームを作ってみろという思想。
逆に、ゲームで遊ぶならば、そのゲームのプログラミングが頭に描けるようになれば、ゲームで遊ぶという行為も思考が変わるのではないかという期待をしている。
本題の自由工作の信号機の進捗。
ArduinoのIEDでのプログラミングは出来ないが、このスクラッチ3で信号機の動きのプログラミングを考えてもらうと、インベーダーゲームまで作ることが出来た息子にとっては理解が早かった。
シンプルにそういう事ですわ。
うーん。このスクラッチだと分かりやすい。
これが英語になって()で括ったのがソースコードになるんだな。
内容は似て非なるもんだけど、ここは動きとしては同じという事で・・・・。
一応息子は信号機の動きを考えれたという事でステップを進め、ブレッドボード上で組んでいた回路を実際の基板上にはんだ付け。
基盤上でプログラム通り動くか再確認。
どんなふうに配線したとか、何で抵抗入れるのかとかいうのはここでは割愛。
取り敢えず『プログラミング』と『はんだ付け』の体験をさせてみる事が第一なので小難しい回路構成に関しての話はここではしないようにした。
小難しい話はこの際、親にやってもらったで良いだろう。
取り敢えず切り出したプラ板で箱組を作り、それに作っていた基盤を配線と共に実装。
ここら辺のプラ板の切り出しや接着、はんだ付けは横で教えながらすべて息子にやってもらう。
プラ板を使えるようになったら、ゼロから物を造れるようになるのは実体験から。
あとはそれっぽさを出すために色塗りして完成。
Arduinoを箱の中に仕込んでUSBケーブルを引出し、モバイルバッテリーにつなげれば起動するようにしている。ほとんど消費電力が無い構成なので、5000mAのモバイルバッテリーだったら、点けっぱなしでも持つでしょう。
電源スイッチを仕込んだりも考えたが、やり過ぎても嘘くさいし、これ以上手間ばかりかけても仕方ないのでこれくらいの造り込みで完成とした。
昨今はIoTやDXがイマイチ咀嚼されないまま導入が叫ばれており、小学生にまで一人ずつタブレットを配布しておきながら、授業でどのように活用されているのか、正直保護者目線でも解らない状態。息子に聞いてもほとんどタブレットを使っていなそうなので言わずもがな、なのか。
小学校からプログラミングが必修科目となりつつある状況で、こんな片田舎の小学校では科目としての導入が遅れているのか、やる気がないのか、もっと高学年でおさわり程度やるのかは全く掴めていない。
結局タブレットを配るのが目的で、活用されていないというのが個人的な肌感覚なのである。
まとめの資料には、学校教育のトロ臭さに一石を投じたつもりでいる。
この『スクラッチ3』、やり方次第では配布しているタブレットにインストールすれば使えるし、子供たちに使わせるだけで勝手にプログラミングなんかを遊び感覚で覚えれると思っているので、簡単な教本と共にさっさと導入してしまえよと想う。
プログラミングを使って論理的思考と数学的思考、そして言語の組み合わせで組み立てることが出来るので、国語算数を同時に『思考』させる事が出来るのでいいんじゃないかなぁ、と。
(敗戦国植民地の)『わーくに(我が国)』は(宗主国の)英語教育を強化する!なんて言ってる場合かよ、つーわけですわ。
ま、プログラミングソフトにしろIEDにしろ、ラズベリーパイにしろ、『わーくに(我が国)』の産物でない物を有難がって使っている時点で、凋落を感じてしまうのである。
スクラッチの使い方も大分慣れてきているな。
ゲームやYOUTUBE見るくらいなら、ゲーム作れ。
学校教育の中で、プログラミングが必修科目となった時に『プログラミングをする』というのが目的にならないように願うばかりである。受験の為などとなっては全く持って意味が無い。
願わくば、論理的思考や数学的思考、好奇心と創造力を養う為のツールであってほしい。