蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

台風一過

久々に猛烈な風雨にさらされたが、庭が葉っぱで散らかったくらいの被害しかなかったので一先ず良しとしよう。

台風一過後に吹き付けてきた北寄りの風が、朝の空気をすっかりと秋に染め上げていた。

そろそろ朝晩は半袖だと寒いな。

 

自治会長を務めていることもあってか、地区の防災組織から伝言を自治会内に通達せよと達しがあるので、班長を経由して伝言ゲームを始めるのだ。

ともかく伝言なので簡単明瞭。

『市民センターにて避難所を開設したので不安がある方は非難されたし。』だ。

その伝言を届ける中で、やれ避難所にある市民センターには食料とかはあるのか、などなど、細かい事を聞いてくる人がいるから辟易した。

伝言は簡単明瞭であるからこそ確実に末端まで届くのであり、ましてや緊急時に己の食事の問題など公助にあたる避難所に頼ろうとするなど、俺から言わせれば笑止千万なのだ。

大の大人が緊急避難に対し、小学生の修学旅行のようにしおりを作ってやらんと動けんのかいな。防災袋用意しとけっつーのはそういう事やぞ。と。

「避難所だからあるでしょう。不安があるならご持参すればよいでしょう。」

不親切に聞こえるかもしれないが、自分の事は自分でしっかりやりましょう。

死ぬか生きるかの事態の救済を、いきなり他者に求めるのは生殺与奪の権を他人に託すのと同義です。