と、いう事で行ってきました。
俺が小学生の頃に完成して以降、父親に連れられていったり、小中高の歓迎遠足や社会見学、女の子とのデートで何度も行った思い出深い場所。
宇宙とか星とかが好きだったので、幼い時分はともかくこの場所はきらきらと輝いて見えた。
北九州周辺の住民だと必ず一度は行ったことがある場所に違いない。
この度、約10年ぶりくらいに家族と一緒に帰省のついでに足を運んだのだが、よもや家族で向かうのが最初で最後になろうとは・・・。
子供はまだ3歳なので乗れるアトラクションも少なく、ファイナルという事もあって大入りでどの施設も軒並み1時間以上の待ち。
あと半年くらい早く来ていれば少ないアトラクションを並ばずに楽しめたのだろうが、覆水盆に返らず。
子供が小さいから、連れて行ってもイマイチだろうなぁ〜と想って足を運ばなかった矢先の出来事。
取り敢えず、アトラクションを楽しむというよりは、『思い出の場所の最後の雰囲気』を味わう事だけにとどまった。
開園当初は新しいアトラクションが次々と投入されていたが、不景気か経営の悪さか。
赤字が続き、しょうも無いトラブルばかりで近年は状況があまりよろしくなかったようだ。
帰省と重なる時期という事もあって、同じような家族連れやジジババが幼い子供の手を引いている姿を多く見かけた。
また、一人で園内を回っている人も見かけたので、最後を見届ける為に居たのかもしれない。
たった27年で閉園を迎え、その後跡地がどのように活用されるかどうかまだ未定の様子。
各設備も、開園当初の煌びやかさは何処か薄れ、錆てくすんだ姿は最後を迎えることもあってか哀愁が漂っていた。
じっくり楽しむ暇は無かったものの、個人的にはシンボルの実物大スペースシャトルを撮影できたことでひとまずの目的を達成した。
生まれ故郷を離れて長い月日がたち、ついつい忘れがちになる思い出の場所。
ふと無くなると聞いて、何処か寂しくもあり・・・。
27年間ありがとう。スペースワールド!