蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

岩の上


街を見下ろす山に登る。


岩壁に立ち、時折吹く秋風を浴びる。
まだ半分も来ていない。
恐ろしく減衰してしまった体力でここまで来た。
息が荒い。
ゆっくりと息を整える。
なんとなく予想はしていたが、振り向いた時に見える山頂までの距離をみると少しだけ気が滅入った。