蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

平和への祈り


夜。
原爆ドームが見下ろす河に多くの燈籠が流される。

水を求めて多くの被災者が河へ飛び込み、命を落としたそうだ。
70年後の未来である今ではその悲惨な面影は無く、平和を祈る灯りで水面が満たされている。


この世に悪は無く、あるのは千の正義だけ。
戦争がなんで起きたのか、なぜ原爆が落とされたのか。
被害者は誰なのか。加害者は誰なのか。
その答えは幾千もあるが、只一つ。
本当にたくさんの命が失われたという事だけなのだ。
残ったのは、死体と瓦礫。


社会人になり2年、その後数年の時をあけ再び2年。
トータルで4年をこの広島で過ごした。
だから少しだけ想い入れがあるのかもしれないのだろうが、8月6日は何の日か、8月9日は何の日か、8月15日は何の日か、何があったのか、それを知らない人が非常に多いとテレビで知って、少しだけショックだった。



平和の時代だからこそ、乱世の時代の出来事を忘れてはならないと想う。