いとも簡単に千切れた。その感覚だけが今にも手の中に残る・・・。
絡みついたチェーンを半ば強引に解き、大車輪へ移行させる途中の出来事。
いや、直前だ。
今まであった重さが抜けるように消えた。
あわや大惨事。
運良く、身内である蒼き旋風kazuの足元に落下したのは、ある意味不幸中の幸いだった。
一度破壊した鎖は復元できない。
そう、これでおしまいなのだ。
切り詰めて使うこともできるが、千切れた箇所以外にもダメージがあるだろうし、無事だったもう片方も、同様に蓄積されたダメージが何処かにあるかもしれない。
元には戻らない。そういう運命も、時としてある。
以前のものと比べると約5cmほど短くした。
今の自分には丁度いい長さだ。
また、練習あるのみだ。