蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

翁の言の葉

秋吉台大正洞にあるギャラリー写創蔵の会員になっている。
そういうこともあってか、ギャラリーはカメラを趣味にしている会員たちの社交場であり、ふと立ち寄ってみても、カメラを片手にしている会員の人たちがそこにいて、いろいろな話を伺うことができる。
山口という土地柄か、会員になっている人は年配の方が多く、同年代の会員と出逢ったことがない。
とはいっても、自分の倍以上生きている諸先輩方から歴史の教科書やカメラ雑誌に載っていない話を聞かせてもらえるので、とても楽しいし勉強になる。
駆け出しの若輩者の俺にとって、彼らは生きた教科書なのだ。



この日ギャラリーで出逢った方は、85歳という高齢にもかかわらず海外へ出向き、撮影をされている。丁度ギャラリーはその方の作品展をやっていた。
戦争を生き抜いて国鉄に入り、定年まで勤めてようやっと本格的に撮影に力を注げるようになったそうだ。カメラのキャリアは40年以上だという。
ギャラリーの一角に、見事な達筆でメッセージを残されていた。
その言葉にとても感銘をうけた。
辛い戦争を生き抜いて、強く生きてきた人の言葉の重みは違う。

『夢があるから生きられる 命あるから耐えられる 今日一日笑顔でありますように』


ある翁から頂いた言葉。


ギャラリー『写創蔵』ブログ
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