蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

回顧録 ぼんやり旅行記


酔いどれて、一枚写真を撮った。



夜の仕事を終え、間伐入れずにその足で別府へ。
寝ずにこうやって動き回るのも結構つらい歳になってきたなぁ。
そのまま一睡もすることなく、別府の地で夜を迎えた。
ぼんやりと眠いのか眠くないのか良く解らない意識の中、一人することなく見知らない夜の街を歩く。
天然温泉のあるビジネスホテルの一室を借りたが、どうも暇すぎて街に繰り出した。


翌日に控えた友人の結婚式。
その乾杯のスピーチの言葉をホテルのメモ帳に書き記すと、ふとすることが無くなったのだ。
意外と時間が流れない。
そのメモをとりあえず枕元に置き、フラフラと夜の散歩へ出かけた。


飯を食べるついでに古びた居酒屋に入り、ビールとつまみを少々。
頭がぼんやりしているうえに、調子に乗ってお酒を入れたので、このぼんやりは拍車をかけてぼんやりになった。
ビール中ジョッキ一杯で、グデングデン。ちびちび飲んでたんだけどね。
お会計を済まそうとしたときに、
『お客さん飲めない酒を無理して飲んでない?』
と、心配された。
見かけない男が一人、夜の観光地で飲めない酒を呑んでいる姿は奇妙に映ったのかもしれない。

『いやー、今日は調子が悪いみたい。』
確かに、出入口のガラスに写った自分の顔が真っ赤だ。そしてすごく体が重い。


別府駅、JRの観光アピールに『壇蜜』さんが起用されているようで、幟やポスターに描かれた彼女の姿は地味な人妻姿。
如何わしい話、まるで不倫旅行を連想させた。




そんな、先月の思い出。