蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

回顧録 @アースデイ瀬戸内2009

歯車は回り続ける。

狂る 狂る

狂る 狂る

桜祭にて手に入れた、「アースデイ瀬戸内」のフライヤー。
時は、春の風が淡々と温かくなる頃。


山口県光市にあるビーチに向けて車を飛ばしていた。
車にはキャンプ道具が満載だ。

アースデイ」はこの時期に全国各地であるイベントで数年前から山口で開催されるようになった屋外イベントだ。

もちろん近くの無料キャンプ場でキャンプインも可能との話もあり、
相変わらず土日が退屈な俺は、有無を言わさずスケジュール帳に「アースデイ」と書き込んでいた。


小春日和。穏やかな瀬戸内の海は蒼く、美しかった。


早速テントを設営。

ふと、辺りを見回すと、見慣れた顔が。
SIVAさんだ。NATTY LIFEのSKATYも出演とのことだったし、やっぱり逢った。
俺の一人用の装備違い、お店を開くようなキャンプスタイル。
小さい車によく詰めるなと感心した。

会場には、お店がでていたり、でかいティピが建っていたりした。

ライブが始まる。


山口では大御所のミュージシャンばかりだ。

トークバムも出店。ストークスティックをPRしていた。
トークフレンズの子供達と一緒に遊ぶ。

ふと、SKATYが、
「集合写真をとってくれ」
「もちろん」

パチリ。




この日のトリの源之助さん。このときSKATYのお父さんだと知った。


ライブも終わり、黄昏が辺りを包む。


トークフレンズの子供達と一緒に、日が暮れるまで浜辺で遊んだ。
日が暮れるまで遊ぶ。
こんな自然な感覚は、何なんだろう。
子供のころにはそんなの当たり前だったが、大人になってしまった今の俺にとっては、とても貴重な時間だった。




俺は、大人になりきれていない子供。



星が流れて、夜が過ぎた。



翌朝。
今日も晴れだ。
今年は天気に恵まれている。
それくらいの晴れ。

ワークショップでドリームキャッチャーを作ったり、出店の食べ物を食べまわったりして過ごした。

そんな時に、ふと声を掛けられた。
「また、逢いましたね」
桜祭で一緒にストークスティックで遊んだ家族のご主人が声を掛けてきた。
握手して挨拶を交わす。
「こんにちは、いろいろな所で逢いますね」
少しだけお話をして、それぞれに分かれた。
名前を聞きそびれたな。まぁいいか。
今日もまたライブが始まる。
フラダンス・琉球音楽・フォーク


そしてアフリカンダンスの周防アマゾネス。
女性が踊るとやっぱり映えるなぁ。
ノンジャンル。

角兄のソロ!

追い討ちを掛けるようにラビラビの音圧。




春風と太陽、音楽と自然に抱かれて過ごした二日間。

疲れた日常を洗い流す一時。


ナチュラル・ライフスタイル。


こんな感じで、過ごそう。そう答えを見つけ、会場を後にした。



歯車は回り続ける。

狂る 狂る

狂る 狂る


目には見えない再会。


歯車は回り続け、ゆっくりと加速していく。



アースデイ本部の受付で手にいれた「虹の岬まつり」のフライヤーを握りしめていた。

この一枚の紙切れが、隠れていた扉を開く鍵となることを、俺は知らない。

今につながる流れの途中。