蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

写真絵日記 大津島 回天記念館 2




【回天記念館】
写真の烈士たちはここより出征し、戦没した人たちだ。
どの人も20〜22才と若い。
年だけみて、今の自分年齢と比べると、まだまだガキンチョだ。



回天記念館へ向かう道中に無料休憩所がある。
その休憩所にもちょっとした展示品があった。


そこには一人の老人。
彼はサイパンから硫黄島、そして沖縄の最終戦まで生き抜いたそうだ。
数多の激戦地を生き抜いた彼は、周囲の人から、
『なぜ、お前が生きているんだ。』
と、言われたそうだ。
その当時、その言葉の裏にどんな意味があったのだろう。



『ここに名のある者は皆同期の人間。皆戦争で死んで逝った。』


【老兵と日章旗

友人達が死んでいく中で一人、戦争を生き抜いた。
今は、当時の事を語り継ぐ為、語り部としてこの島にいる。
その心情を、我々若輩者が推して測れるものだろうか。



七生報国
まだ、20そこらの青年だ。
太平の世ならば、華やかな青春を謳歌する筈であっただろう。



彼らの礎の上に、今の我々があるのだ。

空蒼く、海深し。