蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

型録を眺め、夢を見る

約4年から5年に一度、モデルチェンジされる。
俺が使っているNikonというメーカーだけに関わらず、ほぼ同時タイミングで主要機種がフルモデルチェンジする。
特に、上位機種といわれる機種が競り合うように発表され、その性能を見て心躍らせる。

インターネットで情報を漁り、カメラ屋さんに出向いてこの度発売される新機種のカタログを手に入れた。




いま主力で使っているD300は2007年に手に入れた。もう5年近く使っている。
当時はNikonの最高峰の一つと言われ、圧倒的な性能を誇っていた。
5年たった今でも使っている感覚では機能・性能・画質・・・どれをとっても全く問題が無い。
やはり、かなり優秀なカメラだ。
シャッターの寿命が15万回動作といわれているが、到底その寿命を迎えてはいない。





今年はそのモデルチェンジの年で、今年の春先にはNikonの最高峰と言われるシリーズがモデルチェンジされる。
マチュアカメラマンとしては持て余すスペックだ。とは言いつつも手にしてみたい。
デジタルカメラの性能も飽和状態」と数年前から想いつつも、やはり5年の歳月で蓄積された性能差には眼を見張る。


この手のカタログは面白いもので、「性能がどうだ」とか「備わっている機能がどうだ」とかはあまり書いていない。
ただ、そのカタログのカメラで撮った写真が、「無料配布の紙」とは思えないほど美しい用紙に見開きいっぱいでプリントされている。
「性能はこのプリントされている写真の出来栄えを観て判断しろ」と言わんばかりだ。


ついつい手に入れたカタログを就寝前に読んでしまうと、「今もっているカメラとこの新型をもって二丁拳銃のように構えれば、レンズ交換せず撮影ができるな」とか「ここまで強力なISO感度なら星の写真もかなり綺麗に写せるな」とか「大口径レンズで美しい動画も撮れるじゃないか」とか、手に入れてしまったときの色々な妄想を引き起こす。

カタログはタダ、夢を見るのもタダ。



型録を眺め、夢を見る。



意外と割安な楽しみ方だ。