
自宅の隣は独居のおばあさんが住んでいるのだが庭は荒れ放題で、こちらの敷地に雑草が伸びて入ってくるので、自宅との境界線付近の雑草を近所付き合いも兼ねてたまに草刈りをしている。
で、夏にほどほど雑草を刈り取ると、秋にはその庭に彼岸花が咲き乱れる。
何処かに出かけずとも、季節の目玉である彼岸花くらいは自宅の庭から手軽に撮影できると言う訳だ。
写真の事。
趣味半分、地域貢献半分で今住んでいる地域コミュニティのインスタを開設して運用をしている。すでに3年目くらいになるのかな?地域の重鎮たちや支所からも理解を得られていて、インスタのアカウントを知る地域の人達には概ね好評だったりする。
とにかく普段は雑多に撮影している中で、住んでいる地域に限定した風景写真という縛りを入れて撮影してる事になる。写真歴20年以上になるが、こういった限定的な縛りを加えて写真を撮影しているというのは初の試みだ。相変わらずネタが少ないので投稿数が増えないのが課題だったりするのだが。
地域限定の写真をインスタに投稿していると、ふと夕方に支所の主事から電話が掛かってきて「本庁からどこで撮影しているのか教えて欲しいとの依頼があったので詳細な場所を教えて貰えないか」と問い合わせがあった。
それ以前にも、写真を市の広報か何かで使わせてほしいなどの依頼があって快諾していたり、自分が思ってもみないところで反響が出てきて少々驚いている。
一応インスタの投稿には「〇〇の裏にある川べりの~」みたいな事も書いてあったりするのだが、写真撮影はとにかく無駄を切り取って引き算し、主題が目立つような撮影ばかりをしていたこともあってか、地域の場所が分かる風景、地域らしさというのとは少々遠いなぁと反省に至った。
ここ数年は特段テーマを持たずに雑食気味に撮影をしていたが、縛りを付けて今住んでいる地域を写真に記録するというのは、写真撮影に対するテーマになりつつある。
はてさて、将来の立ち振る舞いも考えて種まきをしたが、今後どうなるやら。