夕焼け空。
日が暮れるのもずいぶん遅くなってきたな。
jpeg撮って出しとRAWで比べると、jpegの方がレンズのプロファイルからずいぶんと湾曲収差を補正していることが分かった。収差を補正していない分、RAWの方が映り込んでいる画角が広いのだ。
Zレンズの性能が価格帯に関わらず基本的に良いのは、レンズ構成や造りの良さとこの収差をカメラやレンズのプロファイルからかなり補正をかけていることが遠因になっているのかもしれない。
特に価格帯の安いレンズはハード面で収差を補うよりもある程度特性を平均化しておいてソフトウェアで補正する、というのはコスト面でもだいぶメリットがありそうだ。
個人的には広角特有の歪みは個性のひとつであり、樽型だったり糸巻型だったりする収差はある種の趣と捉えている。気に入らなければ現像の時に修正すればいいしね。
いつものレンズよりも広めに映るのでとりあえず良し。
今まで使っていたレンズよりは一回り大きくなったが、ズームや焦点を変えてもレンズの全長が変化しないし、ごみがレンズ内に入ることを防げるし、水分が少々かかっても機構内に入り込みにくいのも、アウトドアシーンでZシリーズのカメラを多用する身としては、個人的に好みの部分だ。