来月に萩往還マラニックに参加することを決めているのだが、同じくらい長い距離を歩くという事を今まで一度もやったことが無いのと、ランニングで体力だけ上げていても、長距離・長時間歩行に対応できていない恐れが想定としてあったため、第一回目となるウオーキングトライを実施してみた。
すでに一緒に参加するO田さんは何度か長い距離を歩いているとの事で、その教えてもらった歩行ルートを参考に一先ず30Kmを歩いてみることにした。
目的地は隣の隣町にある光市・島田駅。JR山陽線の沿線をひたすら歩くルートだ。
途中で歩けなくなった場合JRに乗れば自宅へ簡単に復帰できると事と、必要最低限の最小装備で歩き通しで行く予定で、途中の補給はコンビニが沢山あるのでそこで補給を繋げて行けるルートにした。
また、初回なのでアップダウンのほとんどない平坦な道を進むルートだ。
写真撮影をいちいち止まってするつもりはないので、撮影機材はスマホのカメラとゴープロのみだ。
装備を整えて早速自宅からJRの沿線をひたすら歩く。
10km地点は丁度徳山駅だったな。
ひたすら歩く。
途中、いつも散髪してもらっている美容室の店長・軍曹と出逢い挨拶を交わした。
「え~!ここまで歩いて来たの!?」
と、驚かれたな。まだ1/3来たくらいなんだけどね。
近いうちに散髪でお店に行きます。
20km地点は国道188号線の海沿いだった。
天気予報では大気が不安定な状態になるようで午後から雨。
どんよりと曇っていたが、降り出すような雰囲気ではなかった。
太陽が照りつけていないこともあって気温も低く、歩くだけならとても快適な気候だ。
さらに先を進めば光市の虹ケ浜へ。
浜辺沿いを歩こうかと思ったが少し距離が延びるのと、普段歩きでしか行かないような道を進みたかったので、ビーチサイドのウォーキングはパスした。
20kmを越えた辺りから体に負担が掛かってきているのか若干ペースが落ちてきた。
最初にペースが良かったのでこんな感じに徐々にペースダウンするのだと驚いた。
ルート上にある光市島田川河川敷の桜並木。
見頃も最盛期。これから散ろうとしている桜だった。
散る間際という事もあって桜のピンクも色濃くなっていた。
国道沿いの歩道から河川敷の彩る道を進み、桜並木の下を歩く。
景色の良い中を歩くのは心地いいなぁ。
ここまで来たらゴールの島田駅まであとひと踏ん張りだ。
桜並木の下でゆっくり撮影して見たかったけれど、また来年だね。
絢爛豪華に咲く桜並木を後にして、ラストスパート。
無事、島田駅に到着。
一時間に一本しか来ない電車を待つ間に、コンビニで買ったおにぎり三つを食べて昼食。
田舎の公共交通機関のネックはこの待ち時間だよなぁ。
まぁ、会社の昼休みくらいの時間でゆっくり休憩できたので良しにしようか。
ぼんやり待っていると電車がやってきた。
思い返せば、電車に乗るの久し振りだな。
久々の電車。車窓からの風景を眺める。
車窓からは歩いて来た道を臨む事が出来た。まぁ、沿線に沿って来たからね。
あっという間に自宅近くまで戻ってこれた。
あとから調べて知ったのだが、島田駅の近くには『ゆーぱーく光』という入浴施設があった。
タオルと着替えを忍ばせていて、温泉に入って電車で帰るというのも手かもしれない。
いやはや、なかなか疲れたな。
今まで長い距離をひたすら歩くというベンチマークが無かったので、取り敢えず歩いて経験をしていて良かった、というのが率直な感想。
高低差のある萩往還はもっときついはずだ。
走行距離:30.15km
走行時間:4:47’14”
平均ペース:9'31"/km
最速ペース:5’11”/km
消費カロリー:1834kcal
総上昇量:101m
平均心拍数:131bpm
トレーニングエフェクト:4.3
途中、ジョギングを挟んだので平均速度が上がった感じだな。
もともと10’00/Km(時速6km/h)で歩くことを想定してたので、ほぼほぼ想定通りの結果になった。
信号に引っかかって止まらざる得ないということもあるしね。
雨にも見舞われず、まずまずの結果。
人生でここまで長く歩いたのは初めて。
とりあえず踵に水ぶくれが出来てしまったぜ。
取り敢えずアスファルトの上を歩くので、いつもランニングで使っているホカをチョイス。靴ひもの締め方や履き方が悪かったのか、20㎞を越えた辺りから足に違和感を感じた。駅について足を見てみると踵を擦っていて結構大きめの水ぶくれが出来ていた。
地味に痛い。
靴下はモンベルのメリノウール中厚手を予防的に履いていたのだけれど。
靴が合っていないのか、はたまた靴が足に馴染んでいないのか?
5km程度のランニングでは特段問題は無かったのだが、もう少し長距離を歩いて検証してみる余地はありそうだ。
もう少し靴ひもでしっかり固定しておけばよかったかな。
足は少々筋肉痛だが、以前痛めたような筋や関節の痛みは今のところない。
(踵の水ぶくれがとりあえず痛い。)
ある程度足腰の筋肉が付いてきていることもあるだろう。ランニングするよりもウォーキングの方が関節にかかる負担が少ないので、まだまだ歩けそうな余地はあった。
ランニングで使っていた時の感覚で言うと舗装路でのグリップも申し分なく、ウォーキングでも問題は無さそう。萩往還ではルートの大半が舗装路なので今の所ホカを選択しようかと想う。
制限時間12時間という枠であれば、多々単調に黙々と歩くよりもエイドステーションでゆっくりしたり、ペースを落してゆっくり散策気分で歩いたりしているほうがイベント参加としては有意義に楽しめそうだ。
結構効いてるんだろうなとは思う。
不思議な事にランニングで使うと疲れが出ずにいつもより早いペースで走ることが出来た。着圧で血流を促進したり関節のサポート能力があったりすることもあるので、足のダメージは少ない感覚がある。負担軽減・故障予防に積極的に使ってみようとおもう。
人生で初めて歩いた30km。足腰に筋肉痛が残るのは致し方なし。
今回はこの上に、O田さんから買い取ったマムートの高級パンツ。
このパンツ、通気性も良くストレッチも利いて何よりも軽い。
登山以外でもウォーキングからランニングでも積極的に活用している。
良い物を安くで譲ってもらったぜ。
取り敢えず荷物はこれに詰めた。コンパクトで背負った状態で給水・行動食を摂るなどほとんど事がすむので結構便利が良い。
雨予報だったので、登山で使っているレインウェア。
トレラン用の水筒500ml×2本(水と麦茶)。
補食でカロリーメート2箱分(一箱分消費)。アミノ酸サプリ5本。(4本消費)
スマホとゴープロ。モバイルバッテリーとゴープロの予備バッテリー。
水筒を1本空けたら道中のコンビニで水分を補充した。
基本的に補給はノンカフェインの麦茶。
これから追加するのならレギュレーションにあるであろうファーストエイドキットと、エイドステーションで給水してもらうときのソフトカップ、暗くなった時の為のヘッドライト、反射材が追加されるくらいだろうか。
5月初旬とはいえ、天気が良ければかなり暑い中を歩くことになるだろう。当日はサポートタイツに半パンかな。トレイルランニング用の短パンを昨年の夏から使っていて、使い勝手がいいので、もう少し気温が高くなれば短パンに切り替える予定。
当日は要所でエイドステーションがあるので補給はあまり考えなくてもいいだろうが、単独での練習でいうと補食関連はもっと充実させておきたいところだ。
長距離を歩いたのはこれ以来だな。
1時間に一度の電車を待って帰ってくるのもなんだか時間が勿体ないんだよなぁ。
ぐるりと回って戻ってくれるのが理想なんだけど、近隣は平野部が少なくなかなか良いコース設定が考えられないでいる。
周回コースにするにはきつい坂道を通らないといけないしJRを使って撤退というのができない。防府方面に行くルートもあるが、仕事場に向かう方向という事もあってなかなか気乗りしない。
今回のトライでは平坦な道だけど、萩往還の難所はかなりきつそうなことになりそうだな。
運動としても長距離ウォーキングは中々楽しめたように想える。
運動・電車旅・温泉が揃っているので、今の所ベストルートだ。
長距離ウォーク。あと一回くらいはやっておきたいなぁ。