本格的なランニングシューズを導入した。
随分前に友人からネットで買った靴が足に合わず、サイズ的には俺の足に合うかもしれないと言われて頂戴したUNDER ARMORのバスケットシューズをここ最近のランニングに使っていた。
実際の所、その靴はしっかりと足にフィットしていたし、履いて過ごすのには問題が無かったのだが、普段履きにはRED WINGのブーツを愛用していることもあってか、ほとんど出番がなく箱入りで保管していた。
そんな靴をランニングで使ってみたところ、足裏が痛くなるので色々と調べていくと、最新のランニングシューズにはクッション性を持たせているようで、バスケットシューズとはかなり性質が違うのが分かった。
まぁ、そりゃそうだよね。
ワンチャン、これで走ればいいかと試したけれど、走れば足裏が痛い。そしてなんか登山で使うより足が疲れる。
貰った靴の出番もないし、ここでランニングシューズを新たに買い増すのはどうかいろいろ思案した結果、長い目で見て下手に足を痛めるよりはそこそこ設備投資をしておこうという結論に至った。すでに腰を痛めた遠因ではないかと疑う節もあったしね。
もうとりあえず買っとけって話。
まぁ、いつものパターンだね。
ある靴でとりあえず我慢する、ってのが今回も効かなかった。足痛いし。
ランニングやマラソンに至っては競技人口も多いこともあって、山のように種類がある。とりあえずどれを選んでおけばいいのかがよく分からない。
アウトドア用品をウインドショッピングする近所のヒマラヤで、『HOKA(ホカ)』というメーカーの特設コーナーが入り口にあったり、店内の宣伝にはしょっちゅうこのメーカーの事を語るアナウンスが流れていたこともあって、一つ注目株として対象としてみるに至った。
素人でも知っているアシックス、ミズノなど大手国内老舗メーカーをチョイスすればいいのだが、あえて店頭の宣伝に乗せられて海外新興メーカーの物をチョイス。
2009年に設立されたメーカーながらネットの評判は良く、デザインやクッション性が評価されており、見た目で気に入ったもの中から、とにかく足にフィットする物を選んでみた。
ランニングシューズも調べれば調べるほど奥深く、何処のメーカーの何を選べばいいか悩ましいところがあったのだが、まずは体が強いわけではないのでクッション性を選択してみた感じかな。
量販店に陳列されている色々なメーカーの物を履き比べてみても良かったのだが、店頭に置いているあの数の靴の履き比べを本気でやり始めると、店員さんに最低2時間は付き合ってもらう事になりそうだったのでいきなりメーカーだけ絞ってアタック。
で結局、ホカ・ボンダイ9に行きついた。
今年モデルチェンジしたての最新モデル。『ボンダイ』というホカの象徴的シリーズのようだ。
馬鹿の一つ覚えで、取り敢えず最新版買っておけスタイル。
価格的にもプレミアムで、『お前、ろくに走らん初心者の癖に』とは言われそう。
いいんです。自己満足の投資だから。
ヘビーユースで消耗品レベルの使い方をし始めると価格帯との話にもなってくるんだろうけどね。部活で学生が使う事を想定した価格帯の物もあったりするし。
先日のウォーキングからランニングで走ってみた感じで言うと、この見た目の分厚さ、ごつさから想像できないほど軽い。そして沈み込むようなクッション性を体感することが出来た。最新モデルはここが特にアップデートされているようで、走っている際の足裏にかかる負担はずいぶん軽減されて今まであった足裏の痛みはほとんどなくなった。
筋力が足りないのか登山を始めた頃のように膝に痛みが残るし、高負荷で使う靴はやっぱりよく設計された専用品に限るわな。
この手の靴はクッション性を上げるために厚底。そして足の安定性をとるためにソール部分が幅広、といった印象のデザインが多い。
特にこのホカというメーカーはそれが強みとしているようだ。
今の所早く走るという領域でもないので、まずは快適に、そして怪我せず安全に。
気持ちとして、始めたからには長く続けれるように。
当面の目標は5kmを止まらず一定のペースで走り抜けることが出来るか。
高価な靴を短命に扱うのは避けたいので、このランニングシューズの普段履きは今の所は考えていない。ランニング、ウォーキングを主体で使う予定。
クッション性が高いので、立ち仕事をしている人にはランニングシューズをチョイスするというのはアリかもしれない。
色は暗い夜道を走ることを想定して出来るだけ目立つように、メーカーのアイコニックに使われている一番鮮やかなカラーの物を選択した。
他のカラーバリエーションには落ち着いた配色やすべて黒の物もあったし、普段履きするような人もターゲットに商品開発しているんだろうなぁ。
バイクでもオンロード、オフロードのタイヤがあるしね。
オフロードタイヤでオンロードを走ってもその性能が発揮できないように、適材適所使い分けをしないと、靴がダメになるならまだしも体がダメになったら元も子もないし。
そんなわけで手に入れた、ランニングシューズ。
駅伝大会以降も萩往還のウォーキング大会に向けた体力つくりで当面はランニングを続けてみる予定。歩く練習をするのに長い距離、長い時間をかけて歩くチャンスが少ないので、家で無駄にゴロゴロする時間を活用して、短い時間でのトレーニングを何回も繰り返して基礎体力を構築する作戦で臨む。
萩往還マラニック&ウォークに関してはロードが殆どなのでこちらのランニングシューズを使う方が良いのかもしれないなぁ。
厚底でクッション性の高い靴を使いすぎるとフォームや歩き方が雑になるみたいなデメリットもあるようだが、それはこちらで補うねらい。
一緒に萩往還に参戦するO田さんには、サンダルで出るんだろ?みたいな冗談を言われたけれど、言われれば選択肢の一つだな。