蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

NEW WEAPON 2023 モンベル フォールディングファイヤーピット

バーベキューをしたときにナフコで買った網の焚火台の痛みが目立ちはじめていて、そろそろ退役に近いなと思っていた。

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そんなこんなで以前から山本モータースのO田さん絶賛のモンベルの『フォールディングファイヤーピット』を導入してみた次第。

発売当初はかなりの人気で品薄状態が続いていて、O田さんも何か月も待ってようやっと手に入れたという代物だったが、俺が気になって目をつけ出した時には市場に出回っていて、モンベル店舗の在庫を難なく手に入れることが出来た。

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そうそう。子供の靴を買うのにモンベル寄った時に購入したんだよね。

本日ちょうど雨が上がって晴れたので外に出て早速使ってみることにした。

場所は人気のないところでゆっくりしたかったので、神宮あさひの里へ。

やっぱり貸切状態。

いつものソロデイキャンプ装備を展開。

いつもと違うのは真新しい焚火台『フォールディングファイヤーピット』!

開封してパカッと焚火台を広げてみる。

いやー新品ってなんかフィールドに出すと格好悪いな。

折りたたみ式の本体とロストル。そして焼き網がセットになっているのだが、焼き網が曲者で、一度セッティングすると薪を投入するのにいちいち金網を持ち上げねばならず、使い勝手がイマイチだと思い、オプションのクッカースタンドを購入してそちらをメインで使うようにした。こうすれば調理しながらでも薪や炭を投入しやすいだろう。

多分、焼き網使うことないな。

どうせ並べるクッカーも一つだし、クッカースタンドで丁度良いや。

 

この焚火台、燃焼室の側面が二重構造になっており、側面下部の穴から空気を取り入れて加熱し、内側上部の穴から燃焼室に噴出することで二次燃焼を促進させる構造になっている。薪から発生した煙を再度燃焼させるので煙が少なく、燃焼効率が高いのが特徴だ。

今まで二次燃焼システムのある焚火台は円形で、コンパクトさに欠けていて嫌煙していたのだが、モンベルは折りたためてコンパクトかつ軽量な設計になっているので運搬や保管に場所をとらないので便利だ。組み立てなく展開するだけだしね。

今回も麻糸にメタルマッチとナイフの峰を打ちつけて火を付けるブッシュクラフトスタイルで点火。

細かく割った薪に火を付けて、見事に初焚き上げ成功。

本日はいつものように簡単に、多めのお湯を沸かしてパスタを茹でる。

燃焼効率がいいのか、湯の沸き方が幾分か速いような気がする。

売りの一つのである、上昇気流で空気を吸い上げるドラフト効果が高いこともあって、いったん火が着くと着きっぱなし。団扇で煽いだり火吹き棒で空気を吹き付けたりする行為を一切せずに高い火力を維持してくれるので、あとは薪をくべるだけで手間がかからないのに驚いた。風が吹いても火の粉が大きく散ったりすることも無いし、一度火を付ければ後は薪なり炭なりを逐次投入していけばガンガン燃えるので維持しやすく、初心者には使いやすい焚火台に思える。

レトルトだけれどソースをからませてペペロンチーノ大盛り。

シンプルだが、外で食べると旨いな。

で、本命の二次燃焼なのだが、薪を内側の噴出孔の下くらいまでくべて焚き上げると、炎の形状に驚くべき変化が現われた。

やべぇ。穴からまるで炎が吹いているような燃え方。

穴から噴出する熱風により煙がここで燃やされているんだ。確実に煙の量が少ないし、服に焚火臭さが付かない。

煙が目に入って痛いという事が少ない。この二次燃焼の効果は非常に高い。恐るべし。

いやー、いいね。いいね。

炎がエロい。

夜に焚火したいなぁ。もっとエロい感じに見えるんじゃあないか?

そんなこんなでペペロンチーノを食し、再び火を大きくして湯を沸かす。

青い空と遠景に広がる海を見ながらコーヒータイム。

いやー焚火って良いですね。

今度は息子とこれでバーベキューしよ。

火が消えた後、荷物をまとめて撤収。

帆布の専用ケースに入れればこの薄さ。だいぶケースに余裕がある造りをしているので、手袋とか火ばさみとかも一緒に入れて持ち運べそうだ。

重量は総重量4.3Kg。

所有しているスノーピークの焚火台M単体は3.5Kgだが焼き網やベースプレート、火床などを色々セットで含めると7Kg近くにはなるので、それと比べるとだいぶ軽量だ。

 

使用感は悪くない感じ。O田さんのお勧めの通り、標準サイズを買って正解だと思った。サイズ展開としては一回り小さいMサイズがあるが、標準的に切られた薪をそのまま入れれるので俺としてはこの大きさで正解でしたな。

 

スノーピークの焚火台を長年愛用してきたこともあってか、比較して構成される部品の肉厚が薄い気がした。一度の焼きで短辺側の折りたたみヒンジが緩やかに曲がってしまったようでぴっちりと開き辛くなった。

ガンガン焚きまくるようなヘビーデューティーな使い方だと、はてさてどうなるか。

特にロストルは傷みやすいようで、別売りでヘビーデューティータイプがあったが、今はあまりお金を掛けずに、標準ロストルがダメになるまでは使ってみようと思う。

ナフコのメッシュ焚火台と比べるとクッカーの安定性が格段に良い。ただ、燃焼効率が高いのが仇となって微妙な火加減の調整は難しそうだ。

O田さん曰く、燃焼効率がいいから燃費が悪く、くべる薪の量が多くなるとのこと。

側面の輻射熱が少ない気がするので料理やバーベキューはしやすそうだが、寒い時に暖を取るという使い方だと少し難点がありそう。

 

初使用の感覚ではとてもいい感じでしたな。

O田さんが5つも焚火台を使い倒して辿り着いたらしい。

確かに、これはいいものだ。

 

 

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