月蝕が進む。
地球の影がゆっくりと月を飲み込む。
月の光と影のグラデーションは明らかに半月とは様相が違う。
あれが地球の影なら地球は丸いという事になるな。
ほどなくして皆既月蝕をむかえる。
月は見たことが無いような赤銅色に染まる。
月の灯りが弱くなったこともあってか周りの星の明かりが良く見えるようになった。
左下から天王星が近寄ってくる。
443年ぶりの皆既月蝕中に起きる惑星蝕。
天王星が赤く光る月の裏へと隠れていった。
そして、反対側から天王星が再び出現。
時が進み、月蝕も終わりを迎えようとする。
そしていつもの満月に戻った。
一通り、この珍しい現象を撮影できたので満足のいく天体観測になったな。
久々に出した赤道儀も極軸合わせから上手い具合にセットアップできたこともあって、ずれることなく終始まで月を追い続けてくれたし。
やっぱり使用頻度を上げていかないと機材の使い方が上手くならないな。
なかなか時間が取れないのがネックだけど。