蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

4630

ツーリングでの一枚。

ツーリングに没頭すると写真を撮る間が無い。

 

 

山口県阿武町で誤って一人の男性に配られた4630万円。

阿武町みたいな田舎の町がこんなことで全国区のニュースになるとは。

この4630という数値も聞きなれてしまった。

 

人生の不幸の一つは、『若い時に苦労もせず大金を手にすること』とはよく聞く格言だがまさしくその通りだな、と想わせる。

 

まさしく「4630」という題名の、人の愚かさと不幸を語る物語だ。

受け取らずにいたら、振り込んだ役所の人間と碌にお金の管理をしていない上層部、未だにフロッピーを使っているようなカビ臭い市政。何の疑いも無く、役所から一人の人間に4630万円も振り込む銀行のシステム。火の粉はそちらに降りかかる筈だったのにね。

まだ素直に返却して、youtubeにでも経緯を動画にまとめてアップすれば、ほどほどバズって比較的まともな範疇で終わったのに。

 

そうそう、阿武町と言えばスノーピーク監修のキャンプ場がオープンしてて話題になったな。いつもお世話になっているバイク屋のメカニックO田さん曰く、貧乏人は相手にしないようなところで、クレジットカードでないと支払いが出来ない上、かなり高めの値段設定らしい。あと5年もしたら潰れるか、価格が暴落するんじゃないかと話をしてましたな。

この休みにW650のタイヤ交換だ。

仮にこの話に分岐点があって、手にした4630万円を難病で苦しむ子供たちに全額寄付をした、とかだったらどうなっていただろうか。

 

 

【追記】なんでも振り込まれた奴の住んでた場所がツーリングスポットになってるんだってさ。マジウケる。しかしあれだね。今度は振り込んだ人間に誹謗中傷の嵐だよ。

全体を通してこの『4630』というストーリーは人間の愚かさや醜さを如実に表現していると想う。

俺がこのストーリーの原作者だったら、絶対に4630万円は私利私欲では無く、ぐうの音も出ない聖人のような使い方をされて皆が手のひらを返す、くらいのどんでん返しを入れたいわ。