以前、依頼されていた天体教室。
星もようは、金星・木星・土星・そして上弦の月等なかなか役者ぞろいで観察には良い条件だが、空もようは芳しくない状態だった。
天体教室の時間帯には天気が崩れて雨が降る予報だったので、早々に諦めて中止を依頼主に進言していたが、雲の隙間から時折月が見えるので、万が一に備えて現地入りし機材の設置だけはしておいてみた。
惑星が見れればいいので極軸も方位磁石で合わせた適当セッティング。
後は天候次第ではあったが何とか雲の間から月が覗いた。
セレストロンの赤道儀と周天会長からお借りしている望遠鏡の重機材を眼視用に。
ポラリエとミラーレンズ、Z50を組み合わせてモニターに月を拡大して写し出してなんとか観察は出来た感じ。
子供たちは望遠鏡で月を見るのが初めてだったようで、月が見えた時は大変賑わっていた。
一応土星も導入してみたが、少し小さかったかな。
取り敢えず、『望遠鏡で観察する』という天体教室の醍醐味であるところを実演できたのでマジで良かった良かった。
備えあれば憂いなしだったね。自然相手だと何があるか分からない。
『天は我を見捨てず!』
いよいよ曇って星が見えなくなってからは事前に作っていた資料を使って室内で星のお話。A4一枚で30分ほど漫談まじりの話をしてやったぜ。我ながらあっぱれだ。
仕事でプレゼン慣れしてて良かったわ。
唯一の采配ミスとすれば、機材があった方が良かろうかと周天会長にも協力をお願いしていたのだが、こんな空もようの為、無駄足になってはと中止連絡をしてしまった事だった。あそこできちんとした機材がもう一台あれば状況も変わっていたのかもね。
周天会長も、念のために単独で現地入りする俺と、その後の天体教室の行く末を心配されていた様子だったが、何とか無事に終わらせることが出来ました~。
御心配および、ご助力ありがとうございました!!