自宅の隣に古い家が建っている。
庭には柿の木があって、毎年沢山の実を付けている。
田舎の風景ではよく目にする光景。
実を採るわけでも無いまま冬に至る風景を良く見ているので、先入観なのか『さして旨いものではない。』というイメージがあった。
そんなこんなで今年も柿の木が実を付けているなぁと思っていたら隣の家に住むおばあさんが、好きに採って子供たちに食べさせていいよという事だったので、数個ほど木からもいで食べてみた。
飽食の時代、非常に甘さが強い果物やお菓子が溢れる中で、それらに劣る甘みしかない柿は果物ランキングの下に追いやられてしまったのだろう。
木からもいだ柿は渋いわけでも無く、無味なわけでも無く、程よい甘みのある美味しい柿でしたなっ。
スーパーで1個100円で買ってきた柿と比べて遜色ない旨さだったのには驚かされた。
ここ数年そうとは知らず熟れて落ちる様を見ていただけだったのは勿体なかったな。
上の子は甘い物に慣れてしまって柿をあまりおいしいとは思わなかったようだったが、下の子はド嵌りして喜んで食べている。
おやつ代が浮いたぜ。
見た目は良いとは言えないが、意外に美味しかったので、もうちょっと頂こうと想う。
そういえば、柿を使ったスイーツなんて聞かないなぁ。