エヴァンゲリオンの監督である庵野秀明監督のドキュメンタリーの中で、『僕は電線地中化反対派なんだよね。あの無駄のない電柱と電線が良いのに。』と言っていたのが印象に残った。
彼の作品には電柱や電線が描かれた風景が多い。
映像作品をみてきっと電柱や線路など無機質ながら無駄ない物を美しいと感じているんだろうなぁとなんとなく思っていたのだ。
確かに写真を撮る中で、時折電線や線路など無機質なものが描く幾何学に惹かれることがある。
その反面、『写真は引き算』ともいう考えの中で、画角に入り込む電線や電柱が死ぬほど邪魔だったりする瞬間もあるんだよなぁ。