【嫁のバイクを旦那の小遣いで勝手にドレスアップ。】
W650に乗っていると、年配の方に「懐かしいなぁ~」なんて声を掛けられることがある。レトロな雰囲気を今に残しているという事もあるだろう。
嫁さんと一緒にツーリングに行った時も、W650を借りて一人で乗っている時も同じような事を主に年配の方に言われた。
このバイク、元を辿ってみると、英国車を真似たW1というバイクが血筋だ。
さらにその前身は目黒製作所が制作した650CCのセニアT1というバイクで、後に川崎重工業のWシリーズにもっとも影響を及ぼしていると言われている。
目黒製作所は戦前からバイクを制作してるメーカーで、戦後もバイクを生産していたが、1960年頃に川崎重工業に吸収合併されることとなったそうな。
もともと目黒製作所は英国車のトライアンフの部品製作をしていたという歴史から、今でいうレトロな雰囲気をもつバイクとしての血脈がW650に残っているのだろうと思う。
そういった歴史の中で、トレードマークでもある『W』の一文字が前面に出ているパーツを見つけ、一目ぼれして、嫁さんには事後相談で取り付けてみた次第。
Wシリーズの特徴でもあるべベルギアカバー。
そこに大きく『W』の一文字。
ええやん。ええやん。
やっぱ映りこむくらいのピカピカにかぎるの~。
そんなときに飛び込んできた情報がこちら。
カワサキがW800をベースとした『MEGRO K3』を発売を発表した。
往年の歴史を持つメグロのブランドを復活させたのだ。
はえ~。
そうそう。思い出したので写真を引っ張り出してみた。
嫁さんと結婚して二人で九州をキャンプツーリングしながら回っていた時に出逢ったマシン。
とても古いバイクで、『メグロ』なんてカタカナで書いてあるから日本のバイクなんだろうとは思っていたし、非常によく手入れされていて凄い印象に残っていたんだよね。
『W650と何処となく良く似てるね~』なんて話をその時していたのだけれど、そりゃそうだ。
血筋なんだから。
見た目は同じなんだけど、ロゴが違うだけで印象違うなぁ。