黄昏時近く。
久々に周天会長の天文台へ。
機材をお借りして、Z50の天体写真動作負荷試験を実施。
あまり長居してもお邪魔なのでほんの少しの撮影だったけれど、新しく導入したZ50も天体観測に十分対応可能な手応えを得ることが出来たように思える。
会長殿の装備に依ることは大きかっただろうが・・・。
撮影した結果はぼちぼち処理していこうと想う。
やっぱりガッツリ赤道儀を立ててじっくり撮るのが天体観測としては一番効果的だなぁ。
そうそう、オリオン座のベテルギウスが急激に減光しているのが観測されて、その筋では大きな話題になっている。
爆発するんじゃないかという話。
いわゆる超新星爆発で、その前兆があらわれているのではないかと盛り上がっているわけだ。
一説には、爆発するとその明りで数年間夜が明るくなってしまうのではないかとも言われている。
自分たちが生きているうちに目にすることが出来るのかはわからないけれど。
周天会長曰く、同じオリオン座のリゲルと同等の明かりだったのが2等星のオリオンのベルト3つ星と同じくらいの光度になっていて、こんなに減光しているのは初めて見たとの事。
気にしてみてなかったけれど、言われてみればそのように見える。
昨年の同じ時期に撮影したものがあったので、確認してみたら明らかに光が小さい。
この記事に載せている写真がオリオン座全景だ。
3つ星ベルトを中心に左上の赤い星がベテルギウス、右下の青白い星がリゲルでほぼ同じような大きさ。
確かに今は赤いベテルギウスが、三ツ星ベルトと同じくらいの明るさなんだよなぁ。
1等星だったベテルギウスは光度低下で2等星に格下げらしい。
あすの晩あたりにでもオリオン座全域を撮影して観察して比較してみよう。
変化があれば人類史上最大の天体ショーになる筈だ。
夜の長い冬場、寒いけれども星を見上げてみてはどうだろうか。