お祭り。何を祭るのか。
このお祭りは、友を想う祭。
「ただいま」と言ってこの場に集まり、「行ってきます」という言葉をかけてこの場を去る。
友を想い、巡り巡って再びこの場所へ。
焚火を囲ってパンを焼いたり。
音楽を聞いて、ゆっくり過ごしたり。
気の置けない仲間たちと夜通しバーベキューしたり。
何でこの祭りの事を知ったのかは忘れてしまった。
仕事にやられて憂鬱を抱え込み、一人縁のないこの祭りに小さなテント一つとバック一つの少ない装備で飛び込んだことだけは今でも鮮明に覚えている。
誰も知った人がいないだろうと思い込んでいたら、天楽仙人がいてマッコイさんがいて・・・。
縁を頼りにファイヤーパフォーマンスを飛び込みでやったのが始まり。
毎年合う人、運営の人たち、そして一緒にステージに上がってくれるメンバー。
いまでは大切な友達だ。
きっと、この場が無いと出逢ってはいなかっただろう。
出逢い、別れ、そして再び出逢う。
連綿とそれを繰り返していく。
月が昇るように。
いずれ終わりが訪れる旅かもしれないが、今を精一杯やって行こうと想う。
それでは、行ってきます。