蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

ちょっとやめとこうの線引き。

未成年の教え子が論文の添削をしてほしいと部屋に来たことがあった。
俺が指導者で相手が異性という関係なのが少し問題だ。
当時は独身なので家庭的な問題が少ないが、学生の間で流行するゴシップになると厄介なのでもう一人同性の教え子を強制的に引っ張ってきて、近くのファミレスで添削を手助けすることになった。



いつも女性の教え子と一緒に登校する指導者がいて、学生の間で「実はヤってんじゃねぇか」と噂が広がっているのを耳にして、ゲロ吐きそうになったのはいい思い出だ。
決して妬んでいたり羨ましかったりしたわけではない。
ある意味こういう現象を肌身に感じることが出来たので、一種の警戒心の様なものが芽生えたのかもしれない。



噂というのは非常に厄介で、「〜かもしれない。」「〜なんじゃない?」という憶測がいつの間にか確定的な偽情報になり、あれよあれよと言う間に悪い噂になる。
悪い事に、「良い噂」より「悪い噂」に興味が向きやすく、情報として面白いのでなおさら火が着いたように広がる。
自分に関連のない他者の黒い情報というのはとかく面白おかしく語りやすいのだ。


公用車でヨガに通ったり、家にJKを招き入れたり・・・。
くだらない情報ばかり流すマスゴミの報道にはいい加減辟易することもあるが、そもそも本人が厄介ごとになりそうだという認識もせず、事に及んでいるのが問題なんだと感じさせる。