2018-01-31 言霊 雪降る頂に立つ。 相棒と二人、雪山を登った時の事。 大寒波到来直後のトレースのない雪道。いや、道は無い。 人生で初めてのラッセル。時折腰上まで雪がある。 強烈だった。あまりにもの辛さに挫けそうになる。 『心が折れると、登れなくなる。』 その言葉にはっとし、自分を奮い立たせた。 その後登頂し、無事下山した時に、 『今日の山は本当にしんどかった。でも、もう一度行けと言われたら、たぶん行けるな。』 この言葉に、乗り越えてきたことの自信が生まれた。