大体、山の上の展望台で見る街の夜景が多いのだが、こうやって街の中心にあるような高い建物の上から街を見下ろす、というのは稀かもしれない。
正直な話、山口はそういった場所は少ないし、ここまで賑やかではない。
広大な平地に大都会が多いように、霞む地平線の奥まで街並みの明かりが続いていた。
名古屋城も間近で見たかったが、時間の都合上ここからの展望のみ。
街の中心となる駅は新幹線、在来線、地下鉄、バスターミナルと網の目のように配置され、行きかう人で溢れかえっていた。
お店も多いし、やっぱり都会っていいよなぁ~と思う。
仕事を終えて、自宅近くの古臭い駅に到着したときに、思ったのは、
「なんと静かな所か。」
降りる人はいないし、駅員はいない。
自動改札どころか、切符は金属製の箱に投函する。
夜の時間になると電車は1時間に2本。駅舎にはツバメの巣がある。
都会の人がこういうところに来ると、なんてノスタルジックな光景なんだと感動するのかもしれないね。