竜王山という名前は実にメジャーで、よく聞く名前。
今日は下関にある竜王山へ足を運ぶ。山口県の西側では登山客の多い山の一つだ。
深坂溜池にある茶屋に車を止め、溜池コースから中国自然歩道を利用し深坂峠へ抜ける周回コースをたどる。
もみじ谷があるそうなのでそちらのルートを辿る。
が、まだまだ紅葉には早いようだった。
山道を覆うように紅葉が植えられており、紅葉の最盛期であれば見応えがあっただろう。
中国自然歩道に設定されている山道は概ね階段ばかり、整備されていてそれはそれでいいのだが、あまりにもきっちりと整備されすぎて、「自然」らしからぬ姿になってしまっているのが現状だ。
一見歩き易そうには見えるのだが、いざこの階段を進むと足を上げねばならず体力の消耗が激しい。何よりも変化の乏しい単調な道になってしまい苦行以外何物でもない山道へと一気に変化する。
この不自然さが憎い。
雌鋤先山へ到着。
木々の間から見える日本海。
鋤先山へ縦走。いはやは、縦走ができるとはいえ単調な階段なのがともかく辛い。
最後の階段を抜けて、竜王山山頂へ到着。
山頂は広く開けており日本海、関門海峡、瀬戸内海を一望できる。
関門橋が見える。その奥は九州だ。
ちょうど昼時なので、昼食の準備。
いつもの袋ラーメンにシャウエッセンを投入。ちょっとリッチな昼食になった。
パリット旨い。
空は秋晴れで高い。暑くも寒くもなく快適だ。
山頂のベンチに寝転んで少しだけ昼寝。
コーヒーを飲んで下山。
下山ルートは深坂峠ルート。こちらは竜王山への最短のコースで階段の無いルートだ。
途中変わった植物を発見。なんだろうこれ。
キャンプ場を抜け。
溜池にあるレジャー施設を散策。
もといた駐車場へ。
往路:深坂溜池コース(中国自然歩道)1時間20分
復路:深坂峠コース 1時間(登山口まで)
溜池コースは自然歩道という事で変化の乏しい階段ばかり。
縦走やトレーニングには丁度良いが、景観は殺風景。
この自然歩道というのが個人的に嫌い。山を抜ける歩道としての完成度は高いのかもしれないが、登山というレジャーには向いていない山道。自然も景観もへったくれもないような有様と、一定のテンポで歩くことになるので退屈な上に体に負担がかかる。
峠コースは踏み跡を追うコースで、直登と迂回路の分岐が多数あり、標識もあるので迷うことは無い。竜王山への最短ルートになる。
他にもルートはたくさんあるようで竜王山は人気となっているのだろう。
道路沿い終着する予定だったが、一つ北側にある登山口に行きついてしまい、途中道を誤った。溜池の北側にある小川沿いにはキャンプ場が併設されており、立派な管理棟も隣接している。
この管理棟の駐車場に車を停めて、深坂峠から竜王山山頂へ抜ける道がメジャーなルートなようだ。
竜王山山頂の展望も良く日の出や夕焼けは美しく見えるだろうと思う。
山頂に掲げられた美しい音の鐘はこの山の特徴だろう。
訪れた登山客は皆鳴らしていた。