【森の奥底にある桂ヶ谷貯水場】
人里離れた山奥へ進んだところ。
森の奥の木々の間から廃れた建造物が表れた。
今は使われていないダムの廃墟。
役目を終えたダムは草に覆われている。
いつくらいの建造物だろうか。
日本が近代化して間もないころの様。門司港レトロとかで見るレンガ造りの建造物。綺麗に整備されているそれとは比べ、訪れる人もなく、森の木々に覆われゆくその姿は何処か哀愁漂う。
人の存在が消えると、すべてこのような雰囲気に変わるのだろうか。
かつて栄華を見たものもいずれ衰え、自然に還っていく。
廃墟にはそんな哀愁が漂っている。