以前現像したフィルムの庫出し。
結果として、アナログのシステムを2進数で読み込んでデジタル化してしまったが、何処となく風合いというか癖というか独特の何かが写り込んでいるのに不思議な感覚を覚える。
これは、古いレンズのせいか、フィルムカメラのせいか、フィルムのせいか・・・。
アナログにプリントしたとしても、結局は2進数で送られたデータをもとにプリンターがデジタル信号を解析してインクの吐出量を決定し、1インチ当たり300点の点を写真用紙に噴射するという工程をたどる。
結局最終出力までの工程にデジタル要素が入っているので、純粋なアナログ処理とは言えないのだろう。
暗室に引きこもって現像液と印画紙で・・・なんてのは昔話に聞くだけの世代である。