蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

山行記 宮島弥山 紅葉谷コース→大元コース


久々に遠征。宮島の弥山へ。

大体観光目的か牡蠣を食べる目的でしか来ないので、久々の宮島になる。
今回は登山がメインなので、宮島のメインストリートを通るものの特に買い物、史跡めぐりはせずに一直線に登山道へ。

時期的には修学旅行シーズンという事もあってか、中高生の制服を着た観光客が多い。
俺も小学校6年の修学旅行は広島で、その一環の宮島を観光した。
広島原爆ドーム平和公園、宮島はド定番観光コースだろう。なんせ今となっては世界遺産が二つも廻れるわけだから、観光客が兎に角多い。

宮島については街中に鹿が闊歩していたのが軽くショックだった記憶がある。


登山は紅葉谷から開始。
ここの公園は秋になると紅葉の有名スポットだ。


新緑が美しい。
公園を抜けると登山道になって、徐々に勾配がきつくなる。

すれ違う登山客はどちらかというと軽装の外国人が多い。
こっちは登山装備で登っているので、市街地を歩いている時点で若干の違和感が出ている。
こんなところでも山道をハイキングしにくるので、日本よりも外国の方がアウトドア先進国なんだろうなと想う。日本で海外メーカーのアウトドアブランドが多いのもうなずける。


ある程度観光地化されていることもあってか、登山道は階段が多い。
もちろんルートが明確なので迷うことはまずないが、足を上げなければならないので結構つらい。

新緑の登山道を抜けるとお堂が現れる。
パワースポットの一つ。『不消霊火堂(きえずのれいかどう)』だ。
西暦803年の弘法大師空海修行の護摩の火で、1200年燃え続けている火との事。
広島平和公園の平和の灯の元火の一つだそうで、消えない、燃え続けるという事から恋愛成就のパワースポットになっているらしい。



1200年も燃え続けているという事もあってか、お堂の内外はススで真っ黒だった。

消えずの火で線香をあげ、家内安全を祈願。
良くできた線香で、燃えると燃えた後から不動明王が現れる。

お寺を後にし、山頂を目指す。
ここまで来たら山頂までは目と鼻の先だ。
巨岩が立ち並ぶ道を抜ける。

弥山登頂!

山頂には綺麗な展望台があり、そこで小休止。
弥山山頂を中心として、対岸の廿日市広島市街地、瀬戸内海を一望できる。

休憩後は、大元公園に辿り着く『大元コース』を辿り下山を開始。

途中は岩も多く地形を楽しみながら下山。


ロープウェイがあるので、一般の観光客も多い。(ただしロープウェイ駅から弥山山頂までは片道30分はあるので注意が必要。)


コース分岐の仁王門。


途中のピークから厳島神社を臨む。

ずっと谷を歩くことになるので、展望は無いものの新緑と巨岩の風景を愉しめた。


風穴。冷たい風が穴から吹いている。不思議だ・・・。
こちらのルートも階段が多く、比較的長いので足にキタ。
登りだと結構つらいかもしれない。

到着は新緑が眩しい大元公園へ。



丁度引き潮で宮島のシンボルである大鳥居の目の前に立てたので記念撮影。

厳島神社だったり、仏閣だったりいろいろと見どころはあるが、今回は割愛。
次回は家族を連れて、観光したいので楽しみは取っておこう。

帰りのフェリーから弥山を臨む。


往路:紅葉谷コース 1時間25分
復路:大元コース 1時間30分

登山自体は実は3回目だったりする。
丁度広島で講師をしていた時代で、夏季合宿の運営を任されていた時のことだ。
当時の記憶からずっと谷を歩くこのコースよりも、階段が少なく途中から尾根を歩くことになる『包ヶ浦コース』は景観が良く個人的にお勧めだったりするが、登山道が島の東側にあるので港から登山口までの移動が長いのが難点。(地図の東側にある包ヶ浦キャンプ場が登山口。海沿いを迂回しないといけないので、マイナーなルート。)

厳島神社の前や商店街を抜けるのでもっぱらこの登山ルートと『大聖院ルート』の3つが弥山へのメジャーなルートのようだ。