蒼天遊々な旅

LIFE IS TRAVEL

火を熾すという事 

キャンプを始めて野遊びに没頭した頃から、いくつかのバーナーを所有している。
今のところ、軽量性と携帯性から登山では主にこの『プリムスP-153』がザックの中にいつも忍び込んでいる。
先日の登山の折、圧電点火装置から火花が飛ばなくなったので、どうしたもんかと試しに今しがた作動させると問題なく着火出来た。
少し湿っていたのかな?
とりあえず余計な出費は抑えれそうなので良かった。




何にしても野遊びでは『火を扱える』ことはとても重要で、必須と言ってもいいスキルであり、アイテムだと常々思っている。
野遊びに出る時は必ず火おこしアイテムは何処かに忍ばせている。
圧電点火装置が使えないならマッチで、マッチが使えないなら火打石で。




『火遊びなんて危ない。』そういう世間の認識からは逸脱しているのかもしれない。
しかしながらだ。その短絡的排除措置に少なからず疑念を持っている。
『本当に必要ないの?』
例えばそう。
非常時に火を熾せるか。火を熾すという発想を持っているか。


『火遊び』では無く、『火を熾す』。
『火を熾す』・・・人類が『火を熾す』という進化を遂げたお陰で、他の動物と袂を分けたと言っても過言ではないだろう。
(個人的には人類の一回目の進化は火を扱えるようになった事。二回目の進化は電子を扱えるようになった事と想っている。)
時には身を助ける事もあるだろうし、身を滅ぼす事もあるだろう。
俺は正しく火を熾せる人間でありたい。





そろそろ焚火をしたい。